今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
神戸から年に数回千葉まで空き巣に出張。
千葉県で逮捕された神戸在住の泥棒。約10年間空き巣を繰り返していました。
この泥棒のおもしろいのは、わざわざ新幹線を使用して千葉県まで行って空き巣を繰り返していたことです。
◇新幹線で往復、グリーン車利用も
約10年間、神戸から千葉への“出張”を繰り返し、空き巣を重ねており、97年ごろから、柏市など4市で約460件(被害総額5600万円)の盗みを認めているということです。
調べでは、今年2月16日、柏市逆井の会社員の男性(当時33歳)宅に窓を割って侵入し、現金約2万円と指輪1個(時価約30万円)を盗んだ疑い。
なぜ神戸に住んでいて千葉県?というと、高校時代から30歳ごろまで柏市内で生活していたといい、「地理に詳しいので都合良かった」ということのようです。
妻と子供4人の計6人暮らし。生活費がなくなると、「千葉の友達の仕事を手伝う」と言い残し、年5〜6回“出張”。
柏市内のホテルなどに滞在し、自転車で走りながら空き巣に入る民家を物色。
神戸・千葉間の移動には新幹線を使用。
おかしいのは、帰宅の際にはグリーン車を利用することもあったということです。
泥棒の稼ぎでも気が大きくなるのでしょうかね。
この泥棒のように、最近の泥棒は行動範囲が広く、新幹線や高速道路、飛行機などを使用して高飛びしたり・・・防犯意識の低い地方で稼ぎ、都会の根城に戻り換金・・という「ヒットアンドアウェイ」。警察の捜査の目を掻い潜っているのです。
今回の泥棒は土地勘があるとのことでしたが、土地勘がない場合には土地勘のある地元のやくざなどを窃盗団の情報屋に招き入れて犯行を行うわけです。
投稿者: スタッフ (2007年11月20日 17:00)