今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
全国で金庫ごと盗む。ドアをバールでこじ開け侵入。
米沢、鶴岡の両市の書店などに侵入して金庫を盗んだとして、窃盗罪などで起訴された泥棒3人が、
本県のほか、関東、中部地方の計9県で未遂13件を含む計19件の窃盗や建造物侵入を繰り返し、
被害総額は約1000万円に上ることが17日までに、鶴岡署などの調べで分かりました。
調べによると、3被告は共謀し、2007年6月ごろから同年8月6日までの間、計9県の書店やレンタルビデオ店などの従業員通用口のドアをバールでこじ開けて侵入し、現金やギフト券などが入った耐火金庫を盗んだ疑いです。
昼間に下見した後、自分たちの車やレンタカーで店に向かい、深夜から未明にかけて店に侵入。
金庫を運び出して車に乗せ、逃走したとみられます。
金庫が固定されていた場合はすぐにその場を離れ、未遂に終わっています。
3被告は同じ職場で働くなどして知り合いだった。
金庫ごと盗み出す泥棒がいることは余り知られていません。
何十キロの金庫でも数人で運び出しています。
ストップウオッチを持って5分を測り、5分以上経過すると犯行途中でもあきらめて退散するという方法で
人が駆けつける前に逃げ去っているのです。
金庫を過信しないことが大切です。
現在、世間に出回っている金庫とは「耐火金庫」であり、盗難対策に関してはあまり考えられてない金庫になります。防犯対策に優れている金庫としては「防盗金庫」といって、そう簡単には破壊できない金庫になります。この金庫を決められた取り付け方法で行えば、安全性は充分となります。
また、いくら金庫が重いからといっても盗難被害はあります。必ず床にしっかり固定して頂くことが重要です。(当然ですが、取り付ける床の材質には注意して下さい。木材床などでは意味がありませんよ。必ずコンクリートなどの頑丈な床でないと意味がありません。)
一昔前なら考えられなかったことが、今は現実の被害になっています。世の中は日々進歩しています。
窃盗の技術も向上(?)してきています。
そんな世の中で私達は指をくわえて泣き寝入りしていてはいけません。
もっと現実を見て日頃から「どのようにすれば良いのか?」を皆さんも考えていけば良いのではないでしょうか?
投稿者: スタッフ (2007年11月21日 11:28)