今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
ATM 偽の防犯カメラで暗証番号盗撮。
埼玉県警で逮捕された窃盗犯。
金自動出入機(ATM)の近くに設置した偽の防犯カメラ2台から利用者のカードの暗証番号などを盗撮し、
ごみ箱から拾い出した明細書の情報と組み合わせて金を引き出していました。
偽カメラの外見は、もともと設置されている本物と見分けがつかず、県警は新手の盗撮方法とみています。
調べでは、4月6日、宇都宮市のコンビニエンスストアなどのATMで、偽造カードを使い栃木県内の会社員(58)の口座から150万円を引き出した疑いです。
この偽カメラは、市販されているドーム形の防犯カメラのケースに、デジタルビデオカメラを入れ、スーパーなどのATMの天井に磁石でつけて口座番号や暗証番号を盗撮したということです。
背後には、埼玉県警が5月にATM盗撮事件で逮捕した中国籍の男4人を含む中国人犯罪グループが存在するとみられ、合同捜査本部は窃盗容疑で主犯格の中国籍の男(32)を指名手配しました。
犯行グループは昨秋から、栃木、群馬両県内のスーパーなどに設置された銀行のATMの天井に防犯カメラを装ったビデオカメラを取り付け、利用者の暗証番号などを盗撮。入手した情報でキャッシュカードを偽造し、愛知県や静岡県などで金を引き出していた。被害は判明しているだけで計5000万円以上に上ります。
暗証番号そのものを盗撮されてしまうと、どんなに凝った暗証番号を使用していても下ろされてしまいます。
ゴミ箱に捨てられていた明細書から偽造カードを作成したということですので、そういった明細書を捨てないこと。捨てる場合には細かく裁断し読めないようにすることなどが必要です。
また、自己防衛手段として、ATMの操作時手元をできる限り隠すこと。
以前銀行のATMにも隠しカメラが取り付けられていました。
今回の場合はコンビニに取り付けられた偽カメラ。銀行が引き出された現金に対して補償するのでしょうか?少々疑問が残ります。
そういうリスクを考えると、ATMを利用する場合にはコンビニやスーパーマーケット内よりは設備責任の明確な銀行内のATMが安全だと考えます。
投稿者: スタッフ (2007年11月22日 10:46)