今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
「試合に遅刻したから」同級生燃やす
“放火いじめ” ちょっとショッキングな事件です。
生徒をいすに座らせ、いすと床にオイルを垂らし、ライターで火を付け、さらにユニホームの上から生徒の背中や太ももにオイルを垂らし点火する残忍ないじめが東京都羽村市の中学2年で発生しました。
いじめた3人は9月9日午前11時から午後1時にかけ、中学校の野球部部室で、同級生の男子生徒(14)にライターオイルをかけて火を付けたうえ、金属バットで太ももを殴るなどの暴行。
生徒が火をすぐに消し止め、目立ったけががなかったのが幸いでした。
3人は「試合に遅刻したのでやった」と話しているということです。
暴力行為法違反の疑いで、いずれもで14歳の少年2人を書類送検し、犯行時13歳だった少年1人を児童相談所に送致しました。
「放火ニュース」に掲載されていたのですが、その残忍さにちょっと言葉が出ませんでした。
被害生徒が大きな怪我もなく、きちんと登校しているということだけが救いに感じました。
こんな「放火」以外にも、全国で放火被害が多発しています。
●不審火:伊勢崎で相次ぐ 連続放火か、住民が自警団 /群馬
1日午後11時20分ごろ、伊勢崎市三光町の広瀬川の左岸土手で、乗用車が燃えているのを近くの住民が見つけ、119番通報した。乗用車を全焼し、前方に止めてあった軽乗用車の後部を焼いた。同市の広瀬川沿いでは11月28日以降、車や枯れ草が燃える不審火が6件相次いでおり、伊勢崎署は連続放火の可能性もあるとみて捜査。不安な夜が続く広瀬川沿いの住民は自警団を結成し、警戒にあたっている。
●前橋市昭和町付近では11月、車や住宅の壁などが焼ける9件の不審火が発生し、同月27日に同町の男(43)が車に火をつけた疑いで現行犯逮捕された。
●2日午前3時25分ごろ、沼津市西間門の派遣社員(47)方から出火。火はすぐ消し止められたが、木造2階建て住宅の北側外壁約6平方メートルが焼けた。けが人はなかった。現場に火の気がなかったことなどから、沼津署では不審火の可能性もあるとみて調べている。沼津市内では11月から、わら束などへの放火事件が10件以上相次いでおり、同署で関連についても慎重に捜査している。
放火対策/
・家の周囲に段ボール箱や雑誌・新聞の束などを放置しない。
・家の周囲は常に整理整頓し、整然とした状態にする。
・道路からの死角になる場所には特に注意する。夜間周囲を歩いてみて、死角になるような場所がないかどうか一度自分の目で見て判断することが大切。
・放火対策を地域全体で取り組み、防犯パトロールなどを行う。(できる限り不定期に、ルートや時間を決めずに頻繁に行う)
・人感ライトなど人が敷地内に入ったら自動的に照明が点灯するようなシステム、赤外線センサーなどで侵入検知したらベル・サイレンで威嚇撃退する防犯システムなどを設置する。
投稿者: スタッフ (2007年12月 6日 09:43)