今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
「仏像盗難共済」 仏像の盗難による被害を補償します。
「盗難仏像補償します 天台宗、初の共済制度導入」っていう文字が飛び込んできました。
相次ぐ仏像盗難対策の一環として、天台宗(総本山・比叡山延暦寺、大津市)は、寺の本尊などの仏像が盗まれた際、再調達に必要な費用を補償する「仏像盗難共済」を始めました。
宗内では近年、仏像などの盗難が増加。
未遂も含め年約十件の被害があります。
同宗の鶴林寺=加古川市=では二〇〇二年、国の重要文化財の掛け軸「絹本著色阿弥陀(あみだ)三尊像」が盗まれています。
このため天台宗務庁は、損害保険会社と協力して三年がかりで共済制度を設立。
対象は本尊や国宝・重要文化財の仏像で、材質や形状を鑑定して新品購入に必要な補償額を算定、掛け金を決定。
補償額五百万円の場合、掛け金は年三万円程度。
天台宗務庁によると、仏像盗難に特化した共済制度は全国で初めて。
「仏像はかけがえのない信仰の対象。一刻も早く取り戻す手助けをしたい」と全国約三千の末寺に加入を呼び掛けています。
「仏像の盗難」は全国で発生しており、「賽銭盗難」とともにお寺にとって頭の痛い被害です。
特に仏像の場合はお金に換えることができない大切な存在。
破損や盗難でなくなる・・ということはどんなことがあっても避けたいというのがお寺関係者の考えだと思います。
大切なものを守るための方法としては
予防(抑止)、早期発見・初期対応、補償があります。
共済制度はこの補償の部分にあたります。
予防(抑止)で、犯罪を起こしにくいと犯罪者に感じさせる。
早期発見・初期対応で、侵入や火災をすぐに検知し、知らせ、撃退する。
そうしたことに各種セキュリティシステムやカメラシステムが働きます。
投稿者: スタッフ (2007年2月27日 09:28)