今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
「手品」とお札を借りてドロン。「マジシャンは騙しのプロ」
九日午後六時ごろから同九時半ごろにかけ、那覇市久茂地の居酒屋でのこと。
一人の自称マジシャンの男が同店経営者の男性(56)に「手品を見せようか」などと持ち掛けてお札を出すよう求めました。
お金を小さくたたんで消える・・なんていうマジックがよくTVでされていますが、ああいうのをしていたのかもしれません。
ところが、経営者が目を離した隙に消えたのはマジシャン男。
現金三万円をだまし取って逃走したのでした。
約五千円分の生ビールや泡盛を無銭飲食というおまけ付きです。
那覇市内の飲食店では十二月に入り、似たような背格好の男が同様の手口で酒や現金を詐取する事件が四件相次いで確認されています。那覇署は同一犯の可能性があるとみて、詐欺と窃盗の疑いで捜査しています。
男は一人で来店して酒を注文、お札を使った手品をやるふりをして現金を出させ、経営者らのすきを見て逃げ出す手口ということです。
このほか同市内の飲食店では十月以降、男が他人の携帯電話を持ち逃げしたり、自分の携帯電話で通話をしながら店外に出て、そのまま飲食の代金を払わずに逃げたりする事件が六件発生。自称マジシャンの男と人相などが似ており、同署が関連を調べているとのことです。
「泥棒」というと空き巣、忍び込み、居あき・・・といった侵入窃盗をまず思い浮かべますが、こういう泥棒もいるのですね。しっかり人相は割れているわけですから簡単に逮捕されるのでは?と思うのですが、同一犯であったら結構沢山の犯行を重ねています。
なんとなく沖縄らしい、と感じたこの一連の窃盗事件。
これから忘年会のシーズン。
もしかしたら、貴方の隣でマジックをしている男も消えてしまわないように、ご用心。ご用心。
投稿者: スタッフ (2007年12月13日 09:26)