今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
女子大生装い大学50件で窃盗。「中学校や高校に比べ、大学は警備が手薄で入りやすかった」
女子大生を装って大学構内に侵入、現金などの盗みを繰り返していたとして、千葉県警が無職の女を建造物侵入と窃盗の疑いで逮捕していたことが17日、分かりました。
これまでに東北から九州までの大学で約50件の犯行(被害総額約400万円)を自供、「中学校や高校に比べ、大学は警備が手薄で入りやすかった」などと供述しています。
2005年12月、東京都世田谷区の駒沢大学の居合道部の部室から、男性部員の現金約8万円と預金通帳を盗んだほか、06年6月には埼玉県坂戸市の女子栄養大の研究室から、研究費など約60万円を盗むなどしました。
なんと女の実年齢は25歳。まあ若作りをすれば女子大生で通る人もいるとは思いますが、回りに溶け込むという泥棒ファッションの原則をきちんと守ってキャンバスファッションで身を飾っていたのだと思います。
ここのところ大学が泥棒に狙われています。
やはり「警備が甘いから」 という供述をする泥棒がいました。特に私学より国立の方が入りやすかったなどと話しています。又、大学で狙われるのは現金だけでなくパソコンも狙われています。
中四国で数件やられたと思ったら、先日は東京でも被害に遭っています。
大学の場合、小・中・高校などに比べて非常に出入りが自由です。授業の時間に行けばいいし、キャンバスには自由に出入りできます。夜遅くまで実験などで残っている人もいます。
そうしたことが犯罪を発生しやすくしています。
犯罪防止面だけを考えると、学生証を入館証にするなど出入管理システムを導入するなどをお勧めします。又、パソコンのある教室・研究室や事務室などには侵入警戒システムや防犯監視カメラシステムなどを導入することで犯罪を防止する効果があります。
まず大学側が、警備が甘いと犯罪者に思われていることを知り、防犯意識を持つことが大切です。
投稿者: スタッフ (2007年12月18日 10:36)