今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
自転車の防犯 ネットを切って、300万円入りバッグ強奪
20日午前11時55分ごろ、大阪府堺市西区浜寺石津町西の市道で、自転車で帰宅して自宅に入ろうとした無職の女性(57)に、近くに停車中の車から降りた男が近づき、自転車前かごにあった現金300万円入り手提げバッグを奪い、車で逃走しました。
前かごにはゴム製の防犯 ネットで覆っていましたが、男はナイフ状の刃物で2ヶ所を切り、バッグを抜き取りました。
女性にはけがはなかったということです。
堺南署は窃盗容疑で捜査しています。
同署によると、男は中年の身長約170センチ、黒色短髪で、白っぽい服装でした。
車はシルバー色で他に男2人が乗っていたということです。
女性は銀行からお金を引き出したばかりでした。
同署は「ひったくり防止の防犯 ネットを刃物で切る手口は、これまでにない」と注意を呼び掛けています。
単なるひったくり事件ではなく、複数犯による現金強奪事件といえます。
銀行で大金を引き出した女性をつけ、チャンスを見て現金を奪う。
しかも、防犯 ネットを刃物で切り、バッグを抜き取るという新たな手口です。
刃物で容易に切れてしまう防犯 ネットでは、せっかく防犯 対策としてつけていても効果が出ていないことになります。
自転車のチェーンロックのような簡単に切れない防犯 ネットをつけるなど、犯人にとって少しでも時間と手間がかかるような防犯 対策が必要です。
又、銀行等の金融機関の建物内には防犯 監視カメラが多く設置されており、録画した画像が犯人逮捕に役立つこともあるのですが、建物の外は意外に死角になっているのではないでしょうか。
建物内はカメラがあるから、カメラがついていない駐車場等で待ち伏せし、あとで奪おうとする犯罪者も今後増えてくるかもしれません。
建物内だけでなく、建物の外に防犯 監視カメラを設置するなど、金融機関側にも対策が求められるのではないでしょうか。
投稿者: スタッフ (2007年12月21日 14:53)