今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
灯油盗難続出。北海道ではどんな対策
全国各地で値上がりを続ける灯油やガソリン、重油が盗まれています。
滋賀県警東近江署は21日、窃盗の疑いで、米原市寺倉、農業男(60)を逮捕しました。
調べでは、廣田容疑者は同日午後6時20分ごろ、東近江市妹町の農業Oさん(55)方の農小屋に設置されている重油タンクから重油約150リットルを盗んだ疑いdesu.。
男は18リットル入りのポリ容器2個を持って、タンクの蛇口から延びるホースにポリ容器をあてて重油を盗もうとしていたところをOさんに見つかり、取り押さえられました。
近くに止めてあった男の軽乗用車には、重油の入った18リットル入りのポリ容器が8個あったということですから、何件も犯行を継続していたのだと思われます。
この灯油などの値上がりは寒冷地にとっては特に死活問題です。
北海道では前年対比で約2割値上がりした影響で、9月以降灯油盗難事件が42件発生。
そのうち28件が札幌で発生しています。
この20日から23日まで冬の札幌、旭川に行ってきましたが、灯油のタンクは各家庭の建物の外にあります。
北海道では塀やフェンスがほとんどなく、タンクは道路からすぐに手が届く状態です。
この屋外のタンクからもっとも多く一度に盗まれた例としては5000リットルの灯油が娯楽施設のタンクから抜き取られた被害です。
大量の灯油はタンクローリーを横付けして給油するふりをして抜き取っているのではないかと推測されています。
タンクローリーの給油ノズルは灯油を注入するだけでなく吸い取る機能もあるため、その機能を使って転売目的に大量に抜き取っているのだと考えられています。
灯油盗難対策方法としては、
1)防犯錠付きタンクに変える。
2)人感ライト+防犯監視カメラで抑止。
3)外周警備システム
などを推奨します。
投稿者: スタッフ (2007年12月25日 11:25)