今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
サンタ泥棒
今年のクリスマスも終わってしまいましたね。なんか今年はやたらサンタさんが街中にあふれていたような気がします。新聞もサンタの格好で配っていたり、ホテルのフロントマンもサンタ。デパートもサンタ。コンビニもサンタでした。京都ではサンタのコスチュームでの鴨川マラソンもあり、世界中で走り回っていたようです。
しかし、世の中にはサンタに扮して泥棒や強盗、放火など悪いことをする人間もいるようで、世界のお騒がせサンタをご紹介しましよう。
▼強盗サンタ 05年12月、ドイツで銃を持ったサンタ姿の男が家具店に押し入り、女性店員2人を金庫に閉じ込めたうえ、現金を奪って逃走。
▼放火サンタ 05年12月、スウェーデンで火をつけた矢を放って建物に放火するサンタが出現。
▼泥棒サンタ 06年3月、米ニューメキシコ州の空き家に、サンタばりに煙突から侵入を図った泥棒男が、煙突内で身動きできなくなり、助けを求めた。男はすすで真っ黒に。
▼受難サンタ 06年12月、英北部グラスゴーで、サンタにふんした男性がチョコレートを配っていたところ、子どもたちがバルコニーからパイを投げつけた。
▼わいせつサンタ 07年12月、カナダでサンタが書いたように装ったわいせつな手紙が、子どもたちに相次いで送りつけられ、警察が捜査に乗り出す。
▼命がけサンタ 07年12月、ブラジルのリオデジャネイロで、子どもたちにプレゼントを届けるためスラム街に向かっていたサンタのヘリコプターが狙撃され、引き返す羽目に。ギャングが警察のヘリと勘違いした。
そして、今年。07年ニュージーランド南島クライストチャーチにある映画館で22日、サンタクロースの格好をした50人以上の集団が乱入。約20秒間にわたり、クリスマスツリーを倒すなど館内をメチャクチャに破壊して走り去りました。防犯カメラの映像には、サンタ軍団が暴れ回る様子も映っていましたが、全員がサンタの衣装に、帽子とあごひげ姿だったため、人物を特定することは困難だということです。
ざっと見ただけでもものすごい悪いサンタがいるのですが、サンタの衣装は目立つけれど、帽子とあごひげなどで本当の顔が見えないという泥棒にとってのメリットもあるのですね。また屋根を歩いていてもベランダにいても、サンタがいた・・としか覚えていないのかもしれません。
一般的には泥棒ファッションは周囲に同化すること。目立たないということですが、サンタファッションは目立ちます。でもこれだけサンタがあふれた街中では目立たないのかもしれません。
逃げる時に捕まりやすいということはありますが、さて、どうなのでしょうか?
私の甥っ子姪っ子達はまだサンタを信じているようです。
24日にプレゼントを持っていったらサンタさんにもらったというカードを見せてくれたり、もらったプレゼントの話をしてくれました。
「サンタさんに欲しいモノを毎年頼んでいるけれど欲しいモノにはなったことがないねん」と小学生4年生の甥っ子が言ってました。思わずかわいくて笑って、又、家に帰ってその話題で家族と大笑いしてしましました。
私にとってのすてきなプレゼントでした。
投稿者: スタッフ (2007年12月26日 10:16)