今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
万引き犯。凶器は冷凍タラバガニ!
凶器はタラバガニ−。
なんのことだと思います?凾館で12月24日クリスマスイブに発生した万引き犯の凶器のことです。
函館中央署は強盗の現行犯で、函館市内の無職男(64)を逮捕しました。
24日午後8時20分ごろ、男は商品棚にあったタラバガニを背中に隠しながら代金を払わず店を出ようとしました。
そこを警備員が発見、事務所に連れて行こうとしたところ、態度を急変。
タラバガニを持って大暴れをしたということです。
足数本が束になったロシア産のタラバガニの価格は1万円で年末年始の人気商品。長さ50センチ、重さ2キロで「冷凍でカチカチに凍っているのでカニといえども凶器そのもの」(スーパー関係者)。
男はカニの先端を警備員ののどをめがけて小突くなどしたが、すぐに別の店員などに取り押さえられました。
犯行当時、男は酒に酔っており所持金はほとんどありませんでした。
調べに「カニが食べたかった」と供述しているということです。
万引きの理由が「かにを食べたかった」というのは64歳の大人とは思えないですが、警備員に怪我などなく良かったです。
酔った勢いであればしっかり頭を冷やして反省していただきたいものです。
万引きも「窃盗」泥棒なんです。このタラバガニ盗人はかにを背中に隠しながら店から出ようとしたようですが、荷物の中に入れる、コートの中に隠す、堂々と持ち去る、カゴダッシュ(カゴに入れたまま逃げる)などさまざまな方法で逃げ去ります。
スキー板や釣竿なども持ち去られるということですから、店側も本当に大変です。
防犯対策をきちんととらないと、「この店は万引きしやすい」といった噂が流れ、ますます被害が増えてしまいます。
まず死角を作らないこと。店のレイアウトをその観点から見直すことが必要です。
防犯監視カメラに関しても、現在設置されている監視カメラの状況をもう一度見直しましよう。
逆光になる出入り口からの映像は鮮明ですか?録画されている画像は犯人逮捕につながるほど鮮明ですか?台数は十分ですか?
防犯監視カメラの分野はどんどん技術革新しています。暗闇でも鮮明な画像で監視することも可能です。赤外線照明内臓の監視カメラなどを使用することで夜間も侵入者を鮮明に録画することができます。
「タイムラプスビデオ+スイッチャー」ではテープ交換が必要ですし記録された画像の劣化もあります。又スイッチャ−では切り替わっていない監視カメラの記録ができませんし、4分割では1台の監視カメラの映像が小さくて確認しづらいということがあります。
「ハードディスクフレームレコーダー」を使用すると長時間録画可能でテープ交換不要。画像劣化なしで奇麗なまま保存可能。フレームスイッチャ−が内臓、監視カメラの映像を高速切り替えして記録ができるので漏れの少ない記録が可能になります。
せっかく監視カメラを入れていたとしても、まさかの時に役に立たないと問題です。
ぜひ防犯設備士などに相談されることをお勧めします。
投稿者: スタッフ (2007年12月27日 09:28)