今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
「別荘荒らし」骨董品狙い盗み重ね200件〜300件
静岡で逮捕された「別荘荒らし」の男49歳。
無人の別荘ばかりを狙っていました。
静岡県東部の別荘地では、過去5年間で窃盗事件が約530件起きており、警察ではこの男が200〜300件に関与した疑いがあるとみて調べています。
調べでは、昨年10月下旬ごろ、伊東市八幡野の別荘に窓ガラスを割って侵入し、ブロンズ像や茶わん、皿など7点(計21万円相当)を盗んだ疑い。
伊東、大仁、熱海3署と県警の合同捜査本部によると、男は留守の別荘を狙って、窓ガラスをドライバーなどで割って侵入、主に骨董(こっとう)品を盗んでいたということです。
「約10年前から100件以上やった」と供述しており、自宅と容疑者が借りている函南町の倉庫からは骨董品など約700点が見つかっています。
盗品は古物店に転売し、生活費にあてていたということです。
別荘の場合、
●年に数回しか人がいない・・というところも多く、泥棒に入られたのに気づくのも次回に泊まりにいった時になり時間がかかるし、犯行日時を特定されない。
●「無人である」ということが室内照明が付いていない・・といったことですぐに分かるため、泥棒にとっては「ゆっくり物色できる先」である。
●別荘を持っている・・ということはある程度の資産家であるため、別荘内の家財など調度品も高価なものが多い。
●防犯システムや防犯監視カメラシステムなどが設置されていないことが多い。
●周囲も別荘という場合、あたり全体が無人ということになり、人目につきにくい。
といったようなことで、泥棒にとって好都合な対象です。
別荘向けには、侵入を検知してその場で音と光で威嚇撃退するだけでなく、オーナーが離れた場所から何が起きているのかすぐに把握できて、第一次アクションを起こすことができることが必要です。
たとえば侵入者があった時、FOMA携帯電話にて画像で侵入者の映像を自動送信、画像を見たオーナーが携帯電話を操作して別のカメラの映像を見たり、ベルを追加で鳴らしたり・・といった操作も遠隔から可能・・といったシステムもあるのです。
別荘だからこそ、何らかのシステムを導入することをお勧めします。
投稿者: スタッフ (2008年1月15日 16:29)