今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
間抜けな泥棒、さい銭箱の中で御用
お正月のさい銭を狙う不届き者が、さい銭箱の中で御用というニュースです。
滋賀県多賀町の多賀大社で17日、さい銭を盗もうとしたとして、無職の男(24、22)2人組が窃盗未遂容疑で逮捕されました。
彦根署の調べでは、男2人組は17日午前3時15分ごろ、多賀大社の拝殿で、正月用に設置された特別さい銭箱(横5メートル・幅2メートル、高さ1・2メートル)から、現金を盗もうとした疑いです。
さい銭箱はふたのないタイプで、中にあった現金は計約1万円だったようです。
社務所に異常を知らせる防犯 センサーが鳴り、男性職員2人が駆けつけたところ、2人はさい銭箱の中で小銭を集めていたということです。
2人は小銭を捨てて逃げようとしましたが、職員らに取り押さえられたということです。
神社などに防犯 監視カメラや防犯 システムが設置されていると何となく異様な雰囲気を感じますが、放火対策としての火災センサーや、防犯ベル等を鳴らして威嚇する侵入警戒システムが設置されていることが、犯罪への『抑止力』となるのは確かでしょう。
仮に、さい銭箱の中の現金が盗まれたとしても被害額としては少ないかもしれません。
しかし、貴重なさい銭箱本体が壊されたり傷つけられると、修理が必要になったり、新しいさい銭箱を用意しなければならないケースもあるでしょう。
「盗られて困るような物は何も置いてない」と思う人がいるかもしれません。
しかし、実際に侵入被害に遭った場合、物や建物が盗まれたり、壊されても何も困らない、生活に支障はないと言えるでしょうか?
修理するにしても、新しい物を購入するにしてもお金や時間、手間もかかります。
いざというときに困らないように、あらかじめ予防する、事前の防犯 対策が必要なのです。
投稿者: スタッフ (2008年1月18日 18:46)