今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
実験用貴金属 大量盗難。つくばの研究機関
25日午後4時半ごろ、茨城県つくば市千現の独立行政法人「物質材料研究機構」(岸輝雄理事長)の標準実験棟で、
実験用の金やプラチナ板などが盗まれたと、研究員から11O番通報がありました。
茨城県警つくば中央署の調べによると、盗まれたのは金34グラム(10万2000円相当)やプラチナ板200グラム(80万円相当)など実験用金属のほか、金製の溶解用容器4個(24万円相当)など計121万4200円相当。
実験用金属は同棟の1室にある低温保温庫に入れ、鍵をかけて保管していました。
実験用の貴金属があることを、泥棒は把握していたのでしょう。
宝石などを扱っている店舗では警備システムや防犯監視カメラなどが採用されていますが、
この研究所は何も採用されていなかったようにニュースからは判断できます。
宝石金属店専門の「爆窃団」も暗躍しているのに、鍵だけで貴金属を管理していたというのは、あまりにも無謀ではないかと考えます。
研究機関であれば、
● 入退出管理システムで入退出できる人間を制限するとともに、誰がいつ・・といった記録を取る。
● 防犯監視カメラで自動録画を行う。
● 外周警備を行い、敷地内への不審者を検知し威嚇撃退する。
● 鍵の保管体制を見直す。保管場所、管理者など。
といった防犯対策を採ることをお勧めします。
機密保持などにも有効だと思います。
投稿者: スタッフ (2008年1月29日 13:20)