今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
薬局で睡眠薬を盗み、西成の「どろぼう市」へ転売
先日も大学生が自分が使用するために薬局から依存性の強い向精神薬「リタリン」を盗み逮捕されましたが、
今回は睡眠薬を転売目的で盗んだ泥棒の話です。
薬局で睡眠薬などを盗んだとして滋賀県警に窃盗容疑で逮捕された男が「高く売れるので、
大阪・西成の『どろぼう市』に睡眠薬を転売した」と供述しました。
男は1月11日午前4時ごろ、奈良県三郷町三室の薬局に侵入。
レジの売上金約1万円と睡眠薬など薬6000錠(14万円相当)を盗んだ疑いです。
調べに対し、この泥棒は「睡眠薬は高く引き取ってもらえた。
約1400錠の睡眠薬を西成区の露店などに転売した」などと供述。
警察では、薬局で盗まれた睡眠薬が大阪市西成区の露店などに転売され、出回っているとみて警戒を強めています。
ドラッグストアでは、日常の万引き被害もありますが、こうした侵入者による薬剤の盗難被害もあります。
西成以外にも、こうした薬の転売を受け付ける店はあり、そうしたところで盗んだ薬は換金されます。
又、盗んだ薬は全てが転売目的ではありません。
自分自身が使用する目的もあれば、別の犯罪に使用する目的もあります。
以外と知られていませんが、「睡眠薬強盗」。睡眠薬を飲まして相手の意識を失って金品を盗んだり、強姦したり・・といった卑劣な犯罪も発生しているのです。
中国産餃子事件の影響を受けて、殺虫剤を食品に意図的に混入するような犯罪が起きないかと気がかりです。
一時期、食パンや布団などに針を混入するという事件が多発しました。
グリコ森永事件のように特定の企業のお菓子に毒物を入れると脅す事件もありました。
社会を混乱させたいと考えている犯罪者にとっては、今回の中国の餃子による中毒事件がなんらかの影響を与えないか、と非常に気になっています。
そうした犯罪者が使用する薬物が盗まれたモノであったら・・・。
盗まれた企業や店、侵入された食品会社・・全て何も責任がないとは言えないと思います。
きちんと防犯対策をとっていたら・・と後悔しないためにも、ぜひ今、見直していただきたいと思います。
投稿者: スタッフ (2008年2月 1日 10:03)