今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
自動車1200台。18億円分盗む窃盗団。
自動車盗を繰り返したとして、千葉県警捜査3課などは6日までに、
窃盗容疑などで中国籍の中古車買い取り業の男(51)ら11人を逮捕しました。
グループは2000年11月から昨年1月にかけ、同県などで約1200台の車を盗み、
被害総額は約18億5000万円に上るということです。
この逮捕の裏には、06年8月に車を盗まれた千葉県船橋市の男性会社員の執念があります。
この男性はインターネットオークションに自分の車の部品らしき物が出品されているのを発見。
落札してメーカーに確認してもらったところ、自車の部品と判明し、警察に届けました。
県警は、男性の情報を基に出品者の住所不定、無職男(日本人)
=盗品等有償譲り受け罪で起訴=を割り出し、周辺捜査などからグループを芋づる式に摘発したのです。
先日の万引きで1億円稼いでいた男も、インターネットオークションで足がつきました。
以前にも学校から楽器を盗んでインターネットオークションに出されていたのを発見した事例がありましたが、
今やインターネットオークションで盗品を販売するというのは、泥棒の換金ルートの一つとして確立されているようです。
りんごやさくらんぼといった農作物の盗品もインターネットオークションで販売されることもあると聞きます。
顔の見えないネット社会は、犯罪の質も変えてしまいました。
闇サイトの求人情報で犯罪の実行犯を募集する。盗品の換金や銀行口座開設、
携帯電話の契約などを行うことから、実際の盗み、詐欺、
あげくは殺人までそういったサイトで募集されているというのが本当に恐ろしいです。
軽い気持ちで、互いに本名も知らず犯行の一部分を請け負う・・・
インターネットオークションもそうですが、闇サイトの求人募集など、
そうした部分にも規制をかけ、犯罪の温床にならないようにしていくことが必要です。
投稿者: スタッフ (2008年2月 7日 09:30)