今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
「車が無施錠なら自宅も無施錠が多い」車上荒らしから忍び込みに。
秋田県の泥棒。
03年12月から07年9月にかけ、秋田県中央・南部の農村・山間部で夜間を中心に、忍び込み194件▽車上狙い45件▽事務所荒らし3件――など計254件の窃盗を繰り返し、現金計約1400万円と商品券や腕時計など計約100万円相当を盗んだ疑いで逮捕されました。
忍び込み被害に遭った住宅のすべてと、車上狙いのうち44件が「無施錠」でした。
忍び込み被害はすべて無施錠で「施錠された家はあきらめた」と供述。
当初、車上狙い専門だったが、「車が無施錠なら自宅も無施錠が多い」と気付き、窓や勝手口からの忍び込みにも及んだということです。
車を無施錠のまま駐車する人は、防犯意識が低いため、自宅も施錠していないということなんです。
この泥棒は秋田県の農村・山間部で犯行を繰り返していました。
まだまだ地方に行けば行くほど、「無施錠な状態が普通」という人が多く、残念に思います。
「施錠の家はあきらめた」とこの泥棒が言っているから、鍵だけで安心、というのは早急すぎます。
無施錠な家が多いから、わざわざ施錠している家を狙わなかったことに過ぎません。
「鍵かけ啓発のポスターやのぼりがある地域では窃盗をしなかった」とも供述しています。
つまり、「防犯意識の高い地域では犯行しにくい」ということなんです。
やはり、もっと「防犯意識」を高め、防犯対策を行うことが必要です。
鍵だけで十分とは防犯の専門家としては言いたくありませんが、無施錠よりははるかにまし。
補助錠を付ける(ワンドア・ツーロック)、簡易防犯機器を付ける、人感ライトをつける、防犯システム・防犯ベルを付ける・・というように自分のできるところから防犯対策をしていただきたいと思います。
泥棒に狙われないようにするために「泥棒の嫌いな環境」を作ることが大切です。
警察が発表する「侵入防止4原則」は、目、音、光、時間。
これを活用することで、泥棒が「侵入しにくい」と判断し、侵入をあきらめます。
泥棒が嫌がる防犯 対策
投稿者: スタッフ (2008年2月15日 10:21)