今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
尼崎市営住宅でエアコン室外機が相次いで盗まれる。
尼崎市内の市営住宅で26日、エアコンの室外機が相次いで盗まれる事件が発生しています。
26日午前7時ごろ、同市稲葉元町の5階建ての市営住宅(30世帯)2棟のうち、
1階8部屋のエアコンの室外機が盗まれているのを住民が発見。
室外機は固定する金具などがなく、室内のエアコンとつながっているホースや配線は切断されていました。
「前日の夜10時ごろ、物音を聞いた」などという住民もおり、警察では、25日夜から26日朝の間に盗まれたとみています。
相変わらずの「金属盗難」です。
和歌山県かつらぎ町平の空き地では、取り外して置いてあった農業用モノレールの鉄製レール10本(1万3000円相当)を2人組が軽トラックの荷台に積んでいるのが見付かり、1名逮捕されました。
尼崎の市営住宅の場合、1階が狙われています。
「物音を聞いた」と住民が答えていますが、誰も物音を聞いても外に見にいった人がいないという点が気になります。
よく殺人や強盗などが発生した時でも「何時ごろに悲鳴が聞こえた」といった住民の声がニュースなどに取り上げられていることがありますが、まさに、少々の物音が外でしていようが、言い争いが起きていようが、悲鳴が聞こえようが、なかなか外にまで見に行く人が少なくなっています。
この「他人への無関心」が犯罪を発生しやすくしています。
市営住宅やマンションなど、「隣の人の顔が見えない」状態であることも多いようです。
防犯対策として防犯監視カメラなども有効ですが、地域コミュニティの形成も重要です。
身近なところでは、「市営住宅、マンションの近隣の方との挨拶」。
たかが挨拶と思われますが、敷地内に入ってきた人には顔を知らなくても顔を見て挨拶する。
これだけでも「防犯効果」が高いのです。
投稿者: スタッフ (2008年2月27日 11:20)