今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
「キャッツ・アイ」に「ルパン」「ピンクパンサー」漫画の主人公の名前がついた泥棒たち。
「キャッツ・アイ」に「ルパン」「ピンクパンサー」漫画の主人公の名前がついた泥棒たち。
泥棒が主人公の漫画っていうのも結構あります。
そんな漫画の主人公の名前がついた泥棒をご紹介します。
●大阪の「キャッツ・アイ」 20代の女3人組の空き巣。いずれも大阪市西淀川区に住む無職女で26、27、29歳。
3人は姉妹ではなく、美容専門学校や保険外交員の仲間。大阪府警では、1人を現行犯逮捕した後、供述から残る2人の関与を突き止め、3姉妹の怪盗が登場する漫画になぞらえて「キャッツ・アイ」と呼び、捜査していました。
3人は昨年2〜10月、ドライバーで中学校の同級生宅や交際相手の勤務先などの窓ガラスを割って侵入する手口で、大阪、兵庫両府県で計50件、被害総額1000万円相当の空き巣を繰り返したと供述しています。 3人とも子どもがおり、犯行時間帯は、保育園や小学校に行かせている午前10時半〜午後3時半に集中していた。
「子供を送り出してから」犯行を継続していました。
●平成の「ルパン」覚醒(かくせい)剤で神経を研ぎ澄まさせて空き巣を繰り返していた男(53)。
捜査員らの間で「平成のルパン」と呼ばれた有名な窃盗常習犯。
「覚醒剤で神経を集中させ、2、3時間じっと軒下などに潜み、見極めて空き巣に入っていた」などと供述。
昨年7月以降、都内で約150件の犯行を重ね、被害総額は1000万円に上ると見られます。
●窃盗団 ピンクパンサー
東京・銀座の宝石店で2004年3月に計約35億円相当の宝石が強奪された事件で逮捕されたセルビア人男女3人。
彼らは「ピンク・パンサー」と呼ばれる窃盗団のメンバーで、男2人が店に押し入り、女は現場周辺の下見などを行っていました。
●「怪盗ルパン」名乗り宝石盗む窃盗団
2003年10月に福岡、山口、佐賀、長崎の各県警共同捜査班が逮捕した住所不定、無職W(40)ら計22人。
Wは「怪盗ルパン」と名乗り、メンバーを入れ替えながら、下見、実行、見張りなどの役割分担を徹底、数分で貴金属店などから商品を盗み出していました。
確認された被害は九州・中国などの9県で総額約3億2600万円に上るということです。
Wはメンバーに指示を出し、1件2〜5人で実行。ハンマーやバールで出入り口のシャッターなどを破壊。
陳列ケースをたたき割り、2、3分の間に逃げていました。
服装もルパン顔負けです。割れたガラスでけがをしないように、侵入時は全員革手袋、長そで、帽子を着用。貴金属を入れる布袋と懐中電灯を首に下げ、盗む時は懐中電灯を口にくわえて両手が自由に使えるようにしていたということです。
いずれの泥棒も漫画は有名で、毎回華麗なる侵入手口で盗んでは警察の手にかかることなく、逃走。チームワークもフットワークも良いのですが、実際の泥棒は、そうはいかなかったようです。
投稿者: スタッフ (2008年3月 3日 17:23)