今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
<北京五輪>水の安全を守る!オリンピック特別チームを結成―中国
「水道水が飲めないかもしれない」日本では想像できないことですが、実際には蛇口をひねると水が出て、
いつでもその水をそのまま飲むことができる国というのは、世界でもあまりありません。
農作物の残留農薬など「食の安全」に対して今日本中が敏感になっている中国の長江の支流の漢江の水が赤く濁り、24日午後から下流の湖北省潜江市、監利県で水道の取水ができなくなりました。
このため、住民20数万人と農業への影響が出ています。
ニュースには真っ赤に染まった川の映像が掲載されていました。
住民6万人が水道を使えなくなり、学校も休校しています。
そんな中国で、水の安全を守る特別チームができたそうです。
2008年2月5日、北京の地元紙「京華時報」は、北京市水務部門が「オリンピック供水保障班」を結成すると報じています。
300人の水道管巡視員が、毎日会場周辺地区の水道管の巡視を行い、オリンピック期間中の水の安全を確保するということです。
北京市水務局が制定した「オリンピック供水安全保障方案」の要求に沿って、市水務部門は、オリンピック会場周辺、市中心地区の水環境の向上と、六環路以内の河川や排水溝の水質保持に取り組みます。
1)「オリンピック供水保障班」を結成して、300人の水道管巡視員にオリンピック会場など市内の重要地区の水道管を毎日巡視させます。
2)同時に密雲ダム、懐柔ダム、官庁ダム等の地上水源地と、平谷、順義等の地下水源地の実況監視と検査を行い、汚染防止と安全確保を図ります。
3)400人の「供水補修隊」を結成し、24時間体制で事故発生に備えます。万一事故が起こった場合は、すばやく現場に向かい事故処理にあたります。
日本でもテロ対策として浄水場などに赤外線センサーによる外周警備システムや、防犯監視カメラシステム、画像伝送・遠隔監視システムなどが導入されていますが、700人の人間による水の見張り人というのはちょっと聞いたことがありません。テロを警戒してのことなのか、「食の安全」に対する外国の不安を払拭するためなのか不明です。
北京オリンピックのために、その周辺農家では厳しい節水が行われています。自由に蛇口から水が飲める・・・そんな日本のすばらしさを忘れてはなりません。
投稿者: スタッフ (2008年3月 5日 09:04)