今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
黒装束でほふく前進して侵入する酒屋泥棒
青森県・千葉県で酒屋を専門に計223件、総額約3180万円の窃盗を繰り返していた男(55)の話です。
両県では93年ごろから被害が続出していましたが、警察の捜査でも正体が分からず、捜査関係者の中では「平成の怪盗」と呼ばれていたようです。
男は、05年11月7日未明ごろ、青森市の元酒店に侵入しようとした容疑で、昨年11月に逮捕されました。
調べによると、黒装束を身に着け、夜間に寝静まるのを待って、ほふく前進で店に近づいて侵入する手口のようです。
93年10月以降、春から秋は青森津軽地方、冬は以前住んでいた千葉で犯行を繰り返していたようです。
酒屋を狙ったのは、店に現金や換金しやすい印紙などが置いているケースが多いためということです。
今回判明した223件について、男は容疑を認めているようですが、うち160件は既に時効を迎えているようです。
「ほふく前進」で建物に近づいていくのは、赤外線センサー等防犯システムに対する泥棒の対策でしょうか。
防犯システムが設置されている場合、仮に赤外線センサーなど建物の敷地を警戒しているセンサーを泥棒がかいくぐったとしても、今度は扉・窓・シャッターなどにつけられているセンサーが警戒しています。
さらに建物内には、周囲の温度変化に反応するパッシブセンサーというセンサーを設置することもできます。
二重・三重にセンサーで建物を警戒する防犯システムです。
http://www.securityhouse.net/location/shop/breakin/
投稿者: スタッフ (2008年3月 6日 10:11)