今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
部屋から出られない泥棒 警察に助け求める
忍び込んだ部屋から出られなくなり、警察に「助けてくれ!」と通報した間抜けな泥棒の話です。
中国の山東省青島市で、先月21日夜、事務所の出入口シャッターを半開きにして帰宅準備していた従業員のすきをみて男が事務所内に侵入しました。
机の陰に隠れて従業員が帰宅するのをじっと待ち、その後、机の引き出しを全部開けて現金約2万円を盗み出しました。
さあ、逃げ出そうとしたその時、初めてシャッターやその他の出入口が外から鍵が掛けられていることに気付きました。
さらに、窓には防犯用の頑丈な鉄格子がはめられており、内側から外に出ることができないと判断しました。
男は、仕方なく警察に救助要請の電話を掛けました。
事務所に閉じ込められてしまったので助けて欲しい、という内容だったので、電話を受けた警察官は、てっきりその事務所の職員が閉じ込められたと思ったそうです。
内側から出ることができないということは、もちろん外からも侵入されにくいということです。
防犯対策を実施している効果がはっきり証明されました。
防犯センサーや監視カメラの設置などの防犯対策だけでなく、シャッターや鉄格子、扉を強化するなど様々な防犯対策があります。
一つの防犯対策を行っているから、と安心せずに、様々な防犯対策を併用することで、より安全な環境になることでしょう。
今回の泥棒も、防犯対策がされていることがあらかじめ分かっていたら、この事務所には侵入しなかったかもしれません。
外からみて明らかな防犯対策を行っているところに侵入しようとチャレンジする物好きは少ないでしょうから。
投稿者: スタッフ (2008年3月 7日 18:21)