今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
トヨタ車専門窃盗団。300台4億円の被害。
トヨタの高級車を主に狙い、海外輸出目的で自動車盗を繰り返したとして、埼玉県警捜査3課と草加署などは8日までに、窃盗などの疑いで、ナイジェリア国籍の東京都足立区新田、自称中古車販売業A(32)ら9人を逮捕しました。
被害は平成18年7月〜19年9月にかけて、1都4県で約300台、計約4億円を超えるとみられます。
調べによると、Aらは、平成18年10月6日、埼玉県北本市のマンション駐車場で、女性会社員(49)の乗用車1台(250万円相当)を盗むなどした疑い。
盗難車は千葉県流山市などに運ばれ、東京都大田区の通関代行会社社長(50)=盗品等運搬罪で有罪=の会社を通じて、06年7月から約4カ月間に、アラブ首長国連邦などに盗んだとみられる車約300台が輸出されていました。
Aらは、海外からの注文に応じ、トヨタのマークXとハリアーなどを主に盗んでいました。
グループの男は「トヨタ車は性能、スタイルがよく、メンテナンスもしやすいので海外で人気が高い」と供述したということです。
先日も「スーパーカブ」ばかりを盗む窃盗団や、「インテグラ・タイプR」ばかりを盗む窃盗団がありこのブログにてご紹介しましたが、自動車やバイク窃盗団の場合、けっこう車種に拘っているんですよね。
ユーザー?のニーズに合わせているのだと思いますが、いずれの日本車も「燃費が良く、耐久性があり、壊れにくく、メンテナンスもしやすい」といいことずくめのため、人気高であることが背景にあります。
自動車やバイクの盗難防止のためには、
1)自動車・バイク盗難防止装置の設置。
2)駐車場の防犯対策を高め、犯行しにくい環境を作る。
例:赤外線センサーによる外周警備
防犯監視カメラの設置
防犯灯の設置
3)駐車場所の再確認
4)鍵は必ず車から持ち出す。
5)短時間でも施錠する。
といったことが重要です。
投稿者: スタッフ (2008年3月10日 15:19)