今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
葬儀の留守宅狙い、空き巣80件。葬儀場で喪主確認、電話帳で住所調査
「葬儀の留守宅狙い空き巣80件 被害8700万円」
この手口での空き巣のご紹介はこれで数回目です。
葬儀場で告別式を営む間の留守宅を狙う空き巣を繰り返したとして、京都府警捜査3課と伏見署は11日までに、窃盗容疑などで、ともに無職で59歳と52歳の男を逮捕、送検しました。
調べでは、平成18年7月から昨年10月にかけ、東京や大阪など9都府県で空き巣計約80件を重ね、約8700万円相当を盗んだ疑いです。
2人は葬儀場で告別式の日時と喪主の名前を確認し、電話帳で住所を調べて空き巣を繰り返していました。
しかしどじなことに、昨年10月、葬儀場で確認した喪主と同姓同名の京都市伏見区の男性宅に間違って忍び込んだため、家人に見つかり、伏見署員に逮捕されました。
2人は「告別式を行う家は留守にしているので狙いやすかった」と供述しているということです。 (産経新聞3月12日より抜粋)
新聞の訃報欄を見たり、葬儀場に確認に行ったり、なんらかな方法で告別式の日程と喪主を知り、住所を調べ、空き巣に入っています。
告別式の日は留守・・ということもありますが、バタバタとして防犯にまで気持ちがいっていないということもあると思います。いつもならば、もっと防犯対策をしている家でもついうっかり・・ということもありがちです。
又、遠い親戚とか故人の友人とか見知らぬ人の出入りも多く、ばったり会ったとしてもうまくごまかされるのかもしれません。
しかし、そんな時こそ、防犯対策。「泣きっ面に蜂」なんてことにならないように、ぜひとも施錠確認や防犯システムのセットをしっかりとして、できれば留守番の人をお願いして、できなければテレビ・ラジオをつけっぱなしにするなどして留守であることがわからないようにすることが重要です。
投稿者: スタッフ (2008年3月12日 09:50)