今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
引越の仕事中に荷物から貴金属・下着窃盗、年賀状も盗みみだらな電話も・・
引越しのトラック運転手43歳。
昨年6月、奈良県大和郡山市から千葉県内に引っ越す男性会社員(22)の荷物から、
有名ブランドの腕時計1点(時価約15万円)や下着、年賀状等を休憩でサービスエリアに寄ったときなどに、
箱を開封して抜き取っていました。
盗んだ年賀状をもとに女性に電話し、みだらな質問に無理やり答えさせたとして、
奈良県警西和署に逮捕された男が、引っ越し荷物から高級腕時計を盗んでいたことがわかり、
3月18日窃盗容疑で再逮捕となりました。
男の自宅からは、貴金属約20点のほか年賀状など約2000通、女性ものの下着約300点も押収され、
いずれも盗んだことを認めているということで、常習的に引っ越し荷物から抜き取っていたとみて警察では追及しています。
また、みだらな迷惑電話については「写真入りの年賀状などを見て、きれいな女性を選んでかけていた。
これまで30回ほどかけた」と供述しているといい余罪を追及しています。(産経新聞3月18日記事より一部抜粋)
最近の引越しはらくらくプランなどでは、荷物を詰めることまで引越業者がしてくれるといったサービスもあります。
女性が洋服や下着などは頼まないまでも、どんな生活レベルなのかは引越業者には分かってしまうことになり、
一人暮らしかどうかも分かってしまいます。
その割には、社員以外にアルバイトや下請業者を使用することも多く、
今回の犯人も大手引越業者広島支店と契約を結び、業務を請け負っていました。
その請負業務中での窃盗。これは契約している大手引越業者においても管理責任があると思います。
そうでなくても新しい土地、環境に不安になっている引越し時。
賃貸住宅や新築以外の住宅の場合、引越先の住居の「錠前の交換」「盗聴器確認」「防犯装置設置」といった防犯対策が必要となってきています。
特に「錠前の交換」は絶対実施されることをお勧めします。
前の入居者のままになっていないかどうか必ず確認してください。できれば補助錠もその時に取り付け、
新しい生活をスタートしていただきたいと思います。
盗聴器の有無を調べるサービスも引越業者がしてくれる時代になっています。
盗聴器を設置され、ストーカー被害に遭うといったケースも出てきています。
「まさか自分が・・」とならないためにも、「自分の安全は自分で守る」ためにご検討下さい。
投稿者: スタッフ (2008年3月28日 10:03)