今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
刑務所内で新手口研究。懲りない泥棒の結末
泥棒の手口というのは、何十種類もあります。くせと同じように、その手口の中で自分の得意の手口を見つけ実行。成功すると、その手口で犯罪を繰り返していきます。
しかし中には、途中で他の手口の情報を得て手口を変える泥棒もいます。
警視庁巣鴨署で逮捕され無職男(52)。
この男は、窃盗罪で今年1月まで服役していました。
罪を反省すべき刑務所内で、こともあろうに同房者からドライバーで窓ガラスをこじ開ける手口を新たに教わり、出所後またもや泥棒に。1か月半の間に約10件の空き巣を繰り返していました。
以前はポストなどに隠されたカギを見つけて忍び込むといった手口でしが、ガラス破りに転身、警察が被害現場を確認したところ、犯行を重ねるにつれ、ドライバーを使う手際も次第によくなっていたということです。
しかし、練習の甲斐なく?この男の結末はというと、
3月8日午後1時ごろ、東京都豊島区上池袋のマンション内に侵入。1階にある調理師(25)方の玄関ドアのガラスをドライバーでこじ開けようとしたが、中にいた調理師が音に気づき、「何をしているんだ」と問い詰めると、「すみません。泥棒です」と観念し、逮捕されたということです。
この男のように、なかなか泥棒の道に一度入ると更生はうまくいかないようです。
新しい手口の練習をする気持ちと暇があったら、もっとまっとうな事に・・と我々は思うのですがなかなかままなりません。
窃盗犯の再犯率は49%と、刑法犯の28.5%と比較しても非常に高いことがわかります。だからこそ、窃盗犯は「完全犯罪を狙い下見をして、捕まらないように最新の注意を払う」のです。
投稿者: スタッフ (2008年4月 4日 13:03)