今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
全国スーパーで食品・飲物に異物混入。「業務妨害」被害多発
サラダ、おにぎり、パン等に針が入っていたり、ペットボトルのお茶に除草剤が入っているなど、スーパーの食品売り場で業務妨害被害が多発している。
●宇都宮市石井町のスーパー「ヨークベニマル石井店」で、客が購入したサラダのパックから縫い針が見つかった。又、山菜おこわおにぎり1個と菓子パンに長さ約4センチの縫い針が入っていた。
もう1本は、9日に店で販売されていた菓子パンを買った同スーパー店員が11日、縫い針が混入しているのを発見した。
●兵庫県警は7日、加東市内の無職の女性(54)が6日午後3時から4時の間に、同市内のスーパー「ジャスコ社店」で購入したペットボトル入りの「爽健美茶」(日本コカ・コーラ)を飲んだところ、気分が悪くなり、病院に搬送された。通報を受けた県警が残されたお茶を鑑定したところ、グリホサートが検出された。
●埼玉県入間市東藤沢のスーパー「さいたまコープ武蔵藤沢店」で販売された若鶏もも肉(512グラム)から、長さ約5センチの縫い針が発見された。同店では先月、同様の被害があったばかり。
●14日午後2時ごろ、和歌山県串本町のコンビニ「ローソン串本町串本店」から、客に販売したあんパンに約5センチの縫い針1本が混入していた。串本町では1月にもスーパーが販売したメロンパンから縫い針が見つかっている。
以前もこうした異物混入が社会的に問題になった時期がありました。
悪意を持った人間による卑劣な犯罪であり、許すことができませんが、愉快犯的な要素が多く、防犯カメラや金属探知機などを使用し、徹底した防犯対策を講じることが重要です。
スーパー食品売り場の異物混入対策/
1)人による見回りの強化。販売員は、常に被害に遭った食品コーナーはもちろんのこと、売り場全体を見回り、「いらっしゃいませ」とお客様への声かけを強化すること。
2)金属探知機により、定期的に針などが混入されていないか確認をする。食品だけでなく衣類やふとんなども過去に針が混入される被害が発生しており、注意をすること。http://www.securityhouse.net/location/shop/mix/
3)防犯カメラの設置場所、台数、種類(性能)を見直し、死角がないかどうか確認する。録画されている画像が鮮明で犯人逮捕に役立つレベルであるか、防犯カメラ台数が少なくないか、棚の高さや商品陳列で見えない場所がないか、夜間などにも鮮明な画像で録画ができるか・・などを保守点検を含め確認すること。http://www.securityhouse.net/location/shop/camera/
4)スーパー全体で、防犯対策強化を行っていることをチラシやポスターなどに記載し、防犯意識向上を対外的にも、体内的にも訴えること。防犯意識の高い場所では犯罪は行いにくい。犯罪が発生しにくい環境を作ること。
投稿者: スタッフ (2008年4月11日 16:16)