今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
大阪の運送会社 硫酸など入ったダンボール箱紛失。盗難の可能性も。
大阪大正区の運送会社で今月2日、硫酸や塩酸などの劇薬を含む薬品13本(各500ミリリットル)入りの段ボール1箱が紛失していたことが分かりました。
紛失したのは、大阪市中央区の化学会社へ運ばれる予定だった5箱のうちの1箱で、2日午前0時ごろトラックで同支店に到着、他の荷物と一緒に置かれていたということです。同8時ごろ、配送する運転手が足りないことに気付きました。
同社は盗まれた可能性もあるとみて、大阪に盗難届を出しました。
運送会社のトラックから荷物が抜き取られる・・という被害は、結構発生しています。
トラックターミナルにトラックを乗り付けて、ごっそり荷物を受け取り・・といった被害もあったと聞いたことがあります。そのときに納入したのは、「防犯カメラ+トラック出入管理システム」です。
もちろんトラックそのものに何かをつけるのではなく、ゲートの開け閉めをするのに、運転手がいちいちトラックを降りなくても4m程離れていても検知する非接触カードで行うシステムでした。
運送会社など、屋外に大切な車や荷物を置いている業種は、今非常に狙われているようです。
1)トラックそのものを盗まれ海外に転売される。
2)荷物を盗まれる。
3)バッテリーやタイヤなど備品を盗まれたり、いたずらされる。
といった被害が多発しています。バッテリーはここ数ヶ月で流行りだしたもの。鉛の価格高騰が背景にあります。
こうした犯罪には敷地内に不審者を入れない、トラックに近づけさせないための「外周警備」を実施することをお勧めします。
この「外周警備」にプラス、「防犯カメラ」(侵入検知センサー付きの赤外線照明内臓ディナイトカメラなどがお勧め)をプラスし、何か異常発生時には携帯電話で動画確認するシステムなどが非常に注目されています。http://www.securityhouse.net/location/factory/food/
投稿者: スタッフ (2008年4月14日 09:24)