今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
盗まれるモノ
「空き巣」や「忍び込み」などの泥棒が盗むものは現金ばかりではありません。
最近の泥棒の傾向としては、一般家庭からは現金以外に貴金属、家財、特に家電商品、パソコン、ゴルフクラブなどが盗まれます。
最近はインターネットオークションなどで、中古の家財や衣類、パソコン・・ほとんどのものが販売・換金できます。また外国人窃盗団の場合は本国に送るといったこともおこなっており、外国人窃盗団が侵入した家からは靴から衣類から全て持ち去られていたといった話も聞きます。
つまり、ここでも「現金を置いていないから泥棒に入られない」とは言えないのです。
また、クレジットカードやキャッシュカードが盗まれ悪用されたり、口座から現金を引き出されるといった被害も多発しています。
盗まれたキャッシュカードと個人情報を使って現金引き落としの被害が毎月2億円も発生しています。
特にピッキングなどの手口で侵入された場合、侵入されたことに気付かないこともあり、気付いた時には銀行口座には現金が残っていないということもあります。
データだけを盗まれて(スキミング)偽造される場合もあり、カードそのものが盗まれていなくても注意が必要です。
https://www.hanzai.net/topics/card.htm
駐車場に置いてある自動車本体が盗まれる被害も多発しています。
高級自動車や四輪駆動の自動車などが特に狙われやすい傾向にあります。(盗難車は外国に輸出されますが、外国で人気が高いため狙われやすい)
https://www.hanzai.net/car/index.htm
自動車内のカーナビなど備品、車の中に残しておいたかばんやノートパソコンなどが車上荒らしで盗まれるといった被害も多発しています。
自動車盗難対策
そして、一般家庭で最も注意しないといけないのが「家族の命」。
泥棒、特に外国人窃盗団の場合には小刀やピストルといった武器を持っています。
侵入者は犯行時には非常に緊張状態にあり、冷静な判断ができない状態です。
もともと「泥棒で稼ぐ」ということを考えることからして逸脱しているわけですから、そうした刹那的な人間が極限状態の緊張時に突然予期せぬことにぶつかった時に、どういう行動になってしまうのか・・・多くの事例が示しています。
そんな危険に家族が遭遇しないようにするためにも、「建物の中に侵入させない」ということが大切です。
投稿者: スタッフ (2007年2月 1日 09:10)