今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
温泉めぐり車上荒らし計5000万円。「田舎の方が現金を置いている」
全国の温泉で車上荒らしを繰り返したとして、埼玉、栃木など8県警合同捜査班は16日、窃盗容疑で中国籍の東京都北区神谷、無職男(37)ら中国人3人を追送検しました。
被害は15年4月〜19年11月にかけ27府県で約300件、5000万円に上るとみられています。
カーナビで温泉を探し、レンタカーで出発。
温泉施設やゴルフ場などの駐車場で、助手席のドアをこじ開け犯行を重ねていました。
「車内に現金が置いてあるので、都会より田舎が狙いやすい」と供述しています。
盗んだ金で愛媛県の道後温泉や長野県の塩尻温泉に宿泊していました。
19年7月10日、香川県三豊市の病院駐車場で、乗用車から現金約70万円とカードなどを盗み、ATMで現金50万円を引き出した疑いです。(4月17日産経新聞より抜粋)
温泉を巡りながらの窃盗・・・というのは以前にもありました。
刑務所で仲良くなった泥棒仲間が温泉を巡りながら窃盗を繰り返していました。
1)移動を繰り返すために足がつきにくい。
2)地方の方が防犯意識が低く、無施錠の家、車が多い。
といった泥棒側のメリットも推測されます。
今回の車上荒らし対策としては下記をお勧めします。
1)車の中に、現金や貴重品、ノートパソコンを置いたまま車を離れない。
(ノートパソコンは特に注意。個人情報漏洩で問題になる)
2)どんなに短時間でも必ず施錠をする。(コンビニで買い物、子供の送迎)
3)車を駐車する場所は、防犯システムや防犯カメラ・防犯灯の設置している駐車場を選び、できる限り人目に付きやすい場所に駐車する。特に夜間は防犯灯の近くで死角にならない場所が良い。
4)車には車外からカーナビが見えないようにカバーをかける。
5)持ち運びが出来るタイプのカーナビは駐車時は自宅に持ち帰る。
6)カーナビを取り付ける際には盗難防止対策を施した特殊なネジを使用して、取り去りを困難にする。
自動車盗難防止装置を設置する。
7)ハンドル固定ロック式防犯装置やイモビライダー、振動センサー・空気圧センサー、電圧変化センサー、キー穴異常センサーなど。
8)車の位置確認サービスと契約する。
投稿者: スタッフ (2008年4月18日 09:16)