今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
本が好きだった男 図書館の本窃盗1500冊!
<4月25日7時50分配信 産経新聞より一部抜粋>
『藤沢市の同市総合市民図書館で蔵書が盗まれた事件で、窃盗で現行犯逮捕された藤沢市湘南台の無職の男(73)が、自宅に同図書館の蔵書約1500冊(約620万円相当)を持っていたことが24日、藤沢北署の調べでわかった。
同署が男の自宅を家宅捜索したところ、哲学書や園芸雑誌などといった同図書館の蔵書が積み上げてあるのを発見。
調べに対し「本が好きだった。年を取って図書館に行けなくなったときに読むためにやった」などと供述しているという。
男は21日午前11時40分ごろ、同図書館で雑誌8冊(約6000円相当)を貸し出しの手続きをせずに持ち出したとして、窃盗の現行犯で逮捕されていた。
同市教育委員会は「利用する市民の常識に任せているので、盗まれていたのは残念」としている。』
図書館に保管している書籍は貴重なものもあり、利用者のチェックや書籍の保管・管理状態にも注意が必要です。
今回の犯人は自分が所有し楽しむ為に行った犯行ですが、オークションや古本屋などに転売目的で盗み出そうとする輩が今後増えてくる可能性もあります。
「利用する市民の常識に任せていた」という教育委員会のコメントはその通りだと思いますが、やはり無防備なところを狙ってくる犯罪者が存在するのは事実です。
場所柄としてあまり良い印象を与えませんが、図書館にも防犯カメラや防犯ミラー、建物や部屋の入退出の履歴管理など、何らかの防犯対策が必要な時代ではないでしょうか。
何も防犯対策をせず、被害に遭うこともないというのが理想ですが、現実は日々あらゆるところに危険が存在し、それぞれにおける対策が必要です。
投稿者: スタッフ (2008年4月25日 16:53)