今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
泥棒に遭いやすい都道府県
泥棒というと、大都会や高級住宅街、高級ブティックなどが並ぶ商店街・・というイメージですが、実際に泥棒の被害の多い都道府県は??と警察庁の資料を見てみると、
平成19年の「住宅侵入認知件数」の上位は?というと、
1位:愛知県 8966件
2位:埼玉県 8872件
3位:東京都 8612件
4位:大阪府 8070件
5位:千葉県 7863件
となっており、神奈川県、福岡県、北海道、茨城県・・と続いています。
最も少ないのが島根県の214件。山形県299件で、300件台は、青森・秋田・岩手と東北が続きます。
又、世帯数で割った何軒に1件の侵入窃盗が発生したかを見てみると、
1位:栃木県 286軒に1件
2位:群馬県 290軒に1件
3位:茨城県 295軒に1件
その後、千葉県、埼玉県、愛知県、福岡県、兵庫県、岐阜県・・と続いています。
首都圏の近隣の都道府県に、泥棒の活動場所が移行していることが分かります。
つまり、泥棒は、水と同じように「防犯意識の低い方に流れていく」ということなんです。もちろん件数は、都会の方がまだまだ多いのですが、それでも泥棒に遭遇する確率からすると、地方都市が多いのです。
泥棒に対する一般の方のイメージと実態とのギャップこそが、地方で犯罪に遭いやすい理由だと思います。
「泥棒は現金しか狙わない。だから現金を置いていなければ泥棒の被害に遭わない」
「泥棒はお金持ちを狙っている。だからうちは大丈夫」
と勝手に思いこんでいる・・そんな人が多いのです。
しかし実際に泥棒が狙うのは「入りやすいところ」
つまり、「人目につかないで犯行が行える」「何も工作せず侵入できる」「簡単に侵入できる」「逃げるのが楽」といったところが狙われるのです。
泥棒が何を考えて、何を犯行前に行うのか
そんなことをきちんと考えて防犯対策を立てないと、効果は半減します。
泥棒が嫌がること、「目」「音」「光」「時間」
そういった嫌がることを防犯対策に取り入れて、「泥棒の嫌いな家」「泥棒が避ける建物」にすることが最も大事です。
そして、そうした取り組みを地域全体で行うことで「泥棒が嫌いな地域・住宅街」ができあがります。
泥棒対策、一歩づつ進めていくことが大切です。
ゴールデンウィーク・・・出かける前に、まず施錠。照明は付けっぱなしにして、外部から不在であることがわからないようにして出かけましょう。
留守電には「外出中」のメッセージはタブー。郵便物や新聞も長期の場合には止めるなど配慮も必要です。
ゴールデンウィークの防犯対策https://www.hanzai.net/object/nenmatsu.htm
投稿者: スタッフ (2008年4月25日 17:01)