今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
ゴールデンウィークの温泉入浴中に泥棒。800万円入り金庫盗まれる
鹿児島県大口市の田園地域。
このゴールデンウィークの4日の午後2時ごろから同3時半ごろまでの間に家族と近くの温泉に行っていた87歳の男性。
家に戻って見ると、泥棒に荒らされた我が家。
この留守にしていた1時間半頃の間に泥棒被害に遭ってしまいました。
現金約800万円入りの金庫が盗まれていました。
県警大口署は窃盗事件として捜査している。
金庫には現金のほか、預金通帳や印鑑が保管されていました。
通帳から現金は引き落とされていなかったのでしょうか?
いずれにしても800万円もの大金を自宅金庫に保管しておくというのがなんとも無謀なことです。
ほとんどの金庫は防犯ではなく「耐火金庫」・・・つまり「燃えない貯金箱」を思うべきです。
その燃えない貯金箱に800万円もの現金と貯金通帳、印鑑を保管しているとは、泥棒にとってはこれほどの好条件はありません。
金庫ごと持ち去る「金庫泥棒」は、スーパーマーケットやディスカウントストアなどの店舗などでも多発しています。数十キロほどある金庫でも数人ががりで数分で持ち去ります。
ストップウオッチなどを持ち、5分以内に犯行を終えるようにしており、5分経過するともう少しで出口・・といったところまで金庫を動かしていても置いたまま逃げ去っています。
自宅でのこれほどの高額窃盗はおきていないのか・・というとそうでもなく、年に何度か発生しています。
盗まれた金庫は山中などで開けられ、中身だけを持ち去り、放置されることが多いようです。
「金庫を過信しないこと」
この鉄則を店舗・事務所・自宅・・・全ての方が覚えておいていただきたいと思います。
そして、「防犯対策を充分にすること」
防犯カメラ、防犯警報装置、警備システムなどできるところから実施して、「泥棒が入りにくい環境を作る」ことが重要です。
「目、音、光、時間」という泥棒の嫌いな4原則を防犯対策に取り入れることが大切です。https://www.hanzai.net/know/sinri.htm
投稿者: スタッフ (2008年5月 7日 09:44)