今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
現場用足場など30トン600万円の金属盗
金属盗が流行したのは数ヶ月前でしょうか。
最近はニュースや新聞等で取り上げられることが少なくなっていますが、犯罪件数だけ見れば以前ほど多くはありません。
盗品と知りながら金属を売買していた業者に警察の捜査が入り、盗品の売買ルートが限られてきたことや、防犯対策をとるところが増えてきたのが犯罪件数が減少している要因でしょう。
ただ、油断をしていると思わぬ犯罪被害に巻き込まれてしまう可能性があります。
<5月13日17時1分配信 毎日新聞より一部抜粋>
『佐々町の建設会社が所有する同町皆瀬免の資材置き場から建設現場用の足場一式など金属約30トン(600万円相当)が盗まれていることが12日分かった。
3月15日から5月12日までの間に盗まれたとみられ、江迎署が窃盗容疑で調べている。
調べでは、盗まれたのは足場の鉄パイプや金属板など約1300点(500万円相当)と、現場の周囲を囲む金属板約300枚(100万円相当)。会社から数キロ離れた山間部にある資材置き場に野積みにしていた。普段は人の出入りがないという。
同社が資材を確認したのは3月14日が最後で、足場などを使用するために建設会社の従業員が資材置き場に来て盗まれているのが分かり、同署に通報した。』
犯罪は、都市部から地方へ移行していく傾向があります。
都市部で流行した侵入手口が減ったと思ったら、その後地方などの田舎で増える。
ある地域で犯罪件数が減っても別の地域で増えることも考えられますから安心はできません。
特定の侵入手口が増えると、それに対抗する防犯対策も考えられます。
その防犯対策がとられている地域では侵入手口が通用しませんから、別の地域、まだその防犯対策がとられていない地域へ移っていきます。
投稿者: スタッフ (2008年5月14日 14:48)