今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
マンションの足場から9階の部屋に侵入。
マンション9階の部屋に工事用足場から忍び込んで貴金属などを盗んだとして、上京署は29日、
窃盗と住居侵入の疑いで、京都市西京区の塗装業の男(22)を逮捕しました。
調べでは、男は19歳だった2005年4月、京都市上京区のマンションの会社員(43)方に侵入し、
指輪やバッグなど14点(約32万円相当)を盗んだ疑いです。
マンションは11階建てで、当時は外装工事中でした。
この男は工事の塗装作業をしており、昼休みに仮設の足場から9階の会社員方の
ベランダに移り、鍵の開いていた窓から侵入した、ということです。
この工事中の足場を利用して・・の侵入手口による被害は全国で発生しています。
特にマンションの場合、上階に行くにつれて「防犯意識が希薄になる」傾向があります。
マンションの場合、1・2階が侵入されやすい、という印象がありますが、実際にはもっと上の方の階においても被害が発生しています。
こんな上階だから泥棒には遭わない・・と決め付けて、ベランダを換気のため開けっ放しにして眠る・・といったことも多いようです。
今回の泥棒は「鍵の開いていた窓」から侵入していますが、「ガラス破り」でベランダの窓ガラスを割ってクレセント錠を開けて侵入するという手口も多く発生しています。
「防犯意識が低く無施錠の窓がある」「防犯対策をしていない」といったマンションは泥棒にとっては侵入しやすい環境であることをきちんと知って、自分も泥棒に遭う可能性があるのだということを前提に考えることが必要です。
投稿者: スタッフ (2008年5月30日 13:09)