今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
防犯カメラのお手柄。2人の窃盗犯人を逮捕。
防犯カメラがこの10年位で、街の中、いろいろな場面で使用されるようになりました。
その防犯カメラが二つの窃盗被害で犯人を逮捕するのに貢献しました。
●東近江署は4日、窃盗の疑いで滋賀県東近江市中小路町、派遣工員(49)を逮捕した。
調べでは、3月9日午後8時半ごろ、同市林田町の無職男性(60)宅の敷地に侵入し、
ベランダにあった女性の下着3枚を盗んだ疑い。
同署によると、男性宅では昨年秋から何回も下着が盗まれたため防犯カメラを設置、
犯行の一部始終が写っていた。男の自宅からは、ほかに女性の下着など約400点が見つかり、余罪を調べている。
(京都新聞6月4日記事より抜粋)
●杉田玄白記念公立小浜病院(小浜市大手町)から病院施設の鍵を盗み出したとして、小浜署は3日、同病院の看護師(42)を窃盗容疑で逮捕した。先月上旬から中旬にかけ、病院内で現金やパソコンが相次いで無くなっており、同署は関連を調べている。
調べでは、先月31日午後6時〜1日午前7時、院内事務所から7施設のマスターキーと、併設する看護学校玄関の鍵13個がついた鍵束を盗み出した疑い。病院から相談を受けた同署が防犯カメラを設置したところ、鍵束を探す男が映っていたという。(毎日新聞6月4日記事より抜粋)
防犯カメラを設置したからすぐに犯人が逮捕できるか・・?というとそうではありませんが、実際にセキュリティハウス・ネットワークでも犯人逮捕につながった事例がほんとうに多くあります。
又、防犯カメラの目的の一つには泥棒をしようという人間に対する「抑止力の強化」にあります。
何もついていない無警戒なところと防犯カメラを設置している、防犯システムが設置されているところを比べると、確実についていない無警戒なところを泥棒はターゲットにします。
犯行ターゲットを決める上で人目につきにくい、簡単に侵入できる・・ということが泥棒にとっては最大のポイントになります。下見をする時点で防犯カメラ、防犯システム設置の有無は必ずチェックしています。
そういう泥棒の心理をきちんと把握した上で、泥棒が嫌がる環境を防犯カメラや防犯システムで作ることが必要です。
投稿者: スタッフ (2008年6月 5日 13:47)