今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
女子学生の執念 盗まれたギター捜索し取り返す
茨城県水戸市の女子学生が、大学の施設から盗まれたギターなどの楽器をリサイクルショップを自ら捜索し発見し警察に通報。
別の物品を売りに再び現れた犯人は逮捕されました。
<6月16日7時50分配信 産経新聞より一部抜粋>
『盗まれたギターの転売先を自ら突き止めた茨城大生の通報がきっかけで、水戸市内に住むフリーターの少年(19)ら3人が窃盗の疑いで水戸署に逮捕された。
調べでは、少年らは今月13日深夜、同市文京の同大内の学生の私物や、大学の備品などを保管している施設に侵入。ギターやベース計4本(約29万円相当)を盗んだ疑い。
被害に気づいた女子学生(20)らがリサイクルショップなどを自ら“捜索”。同市のリサイクルショップで盗まれたギターを発見し、同署に通報していた。
15日になり、別の物品を売りに再び現れた少年に同署員が事情を聴いたところ容疑を認めた。
供述から、遊び仲間の18歳の少年2人も逮捕された。』
盗品をネットオークションなどで発見し、自ら買い取って犯人を捕まえたというニュースを時々目にしますが、盗品を売りにくい環境をつくることは犯罪への大きな抑止力となりうるでしょう。
苦労して盗んでも売りにくい、現金化しにくい物、足がつき易い物などは盗みの対象から外れる可能性が高まります。
そうなれば盗みの対象となる物が限定され、守るべき物が明確となり、防犯対策も行いやすくなります。
窃盗事件が発生すれば、盗んだ犯人を探すのはもちろんのこと、盗品をさばくルートを潰す、という捜査活動も重要になります。
投稿者: スタッフ (2008年6月16日 17:19)