今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
ホームレス姿は「下見」のため、実体はセレブな泥棒。
小説や映画の中のような泥棒がいました。
福岡市内で出店荒らしを繰り返していた泥棒。昨年5月28日午前4時半ごろ、福岡市中央区今泉の飲食店に特殊工具でドアを開けて侵入し、現金4万円とシャンパン1本を盗むなどした疑いです。
計76件(被害総額約1300万円相当)の窃盗を認めていますが、その手口がなんとも小説や映画のようです。。
この泥棒、15年前まではギタリストとしてラジオ番組などにも出演していた腕前の持ち主です。
ところが、どこでどう転んだのか、ホームレスに・・・。
ところが、このホームレスの格好は世を欺く仮の姿。実体は「泥棒」でした。借金を抱え06年5月ごろから窃盗を始めたということです。
ホームレスの姿で深夜に下調べし、窃盗をする対象を決め、泥棒稼業に励んでいました。
70年代の窃盗犯を主役にした映画に影響され、「手製の特殊工具で60秒以内に侵入する」こだわりを持っていました。
おかしなことに、盗品の招き猫に、いつも「捕まりませんように」と祈願していたといいます。
盗んだ高級食材やシャンパン、CDなどをで、自宅でセレブな生活を楽しんでいたということです。
(6月28日毎日新聞参照)
下見をする時、どんな服装が良いか・・というので、この泥棒は「ホームレス」を演じていたようです。
泥棒の中には、高級スーツなどで、金持ちを演じる泥棒もいます。(人は外観で判断して安心するため)
ホームレスの姿が人目につかないとは思えないのですが、どういう哲学でそうしていたのかちょっと聞いてみたい気持ちがしています。
盗んだ招き猫に祈りながら・・・というのもおかしいですが、手口に関しても「特殊工具で60秒以内に侵入する」以外にもこだわりがいろいろありそうで、そのあたりも詳しく知りたいと感じました。
投稿者: スタッフ (2008年6月30日 12:38)