今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
「マナー悪い、懲らしめてやる」と車上荒らし100件。
世の中には「説教泥棒」といった泥棒がいます。泥棒に入った先で「戸締まりをきちんとしないといけない」とか防犯対策などを説教する泥棒です。「お前に言われたくない」と被害者は考えるかもしれませんが・・・。
栃木県大田原市寒井の那珂川河川敷で車上狙いをしたとして4月、大田原署に窃盗容疑で逮捕された男が、約10年前から約100件の犯行を繰り返していたことが11日、同署の調べで分かりました。
男は那須塩原市鳥野目、旅館従業員(57)。昨年6月16日に大田原市寒井の那珂川沿い道路で、アユ釣りに来ていた千葉県の男性会社員(55)の乗用車から、現金約4000円と釣りざお2点(11万円相当)を盗み、4月に逮捕されていました
男は約10年前から、大田原市や那須塩原市、日光市などで、渓流釣りや山菜採りに訪れた人たちの車を狙い、石などでガラスを割って車内にあった現金や釣りざおなどを盗んでおり、被害総額は約440万円に上る。
自分でも釣りや山菜採りをしており、「マナーが悪い客を懲らしめてやろうと思った」などと供述。盗んださおは部屋に飾っていたということです。
(7月12日産経新聞より一部抜粋)
「マナーが悪いから泥棒をして懲らしめる」という思考が分かりませんが、泥棒という種族は「自己中心的な理由を作り、自己弁護して犯行を重ねます。
100件、440万円もの窃盗を繰り返していた・・というのは「りっぱな?泥棒」です。
いずれの泥棒も、「世の中が悪い」「盗まれる人が悪い」と他責な理由を口にします。
泥棒とはそういう非常識な種族なんだということ、常識が通じないから怖いのだということをご理解いただければと思います。
投稿者: スタッフ (2008年7月14日 18:04)