今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
八王子で通り魔事件 駅ビルで女性を殺傷
東京・秋葉原で起こった通り魔事件は記憶に新しいですが、今度は東京・八王子で通り魔事件が発生しました。
“<八王子殺傷>駅ビルで女性書店員が刺され死亡…男を逮捕
22日午後9時40分ごろ、東京都八王子市明神町3の京王八王子駅ビルに入る「京王八王子ショッピングセンター」で「包丁で刺された人が倒れている」と110番があった。9階で、同フロアの書店のアルバイト店員で中央大学3年、斎木愛(まな)さん(22)=八王子市在住=が刃物で左胸を刺され間もなく死亡が確認された。書店の客の原田夏希さん(21)が胸など3カ所を刺されたが、命に別条はない。警視庁八王子署は、包丁で刺した男を近くの路上で発見し殺人未遂容疑で緊急逮捕した。
男は自称、八王子市川口町、会社員、菅野昭一容疑者(33)。斎木さんらとは面識がなかったといい、調べに「仕事がうまくいかず両親に相談したが乗ってくれず、無差別に人を殺したいと思って包丁を買った」「家族で仕事に関してトラブルとなり、とっさに人を殺そうと決意した」などと供述している。
調べでは、斎木さんは本の整理をしていて襲われ、続いてそばにいた原田さんが刺された。凶器の文化包丁(刃渡り約15センチ)は書店内から押収された。男は八王子市内の航空機部品などを扱う製造会社で工員として、5月ごろから働いており、試用期間中だったという。
男は事件から約40分後に、駅ビルから数百メートル離れたJR八王子駅前の北口交番近くで、警察官から職務質問されると、「私がやりました」と認めたという。
「京王八王子ショッピングセンター」は地下2階地上12階建て。飲食店や服飾店、雑貨店、生鮮食料品店など70店舗が入居する。9階には「啓文堂書店」があり、午後10時まで営業している。現場は、JR八王子駅から北東約500メートルで、八王子中心部の繁華街にある。”
<2008年7月22日 毎日.jpより一部抜粋>
「むしゃくしゃしてやった」という動機。最近頻発している凶悪犯罪に共通しています。今回の通り魔事件の犯人も、やはり「むしゃくしゃしてやった。無差別に人を殺そうと思った」と供述しているようです。
こういった犯罪は残念ながら模倣される事が多く、秋葉原での通り魔事件や大阪駅での女性による通り魔など、今年に入ってからの通り魔事件は後を絶ちません。
「うまくいかない」「苦しい」など、個人の抱えている負の感情はよほどでない限り、外見から判断する事はできません。溜めに溜めたストレス・感情が爆発しないよう、日頃から家族や友人等と話し合う習慣を持つ事は大切です。
しかし中には「誰にも話せない…」という人もあるかもしれません。そういった時にはノートや紙に書いてから、ビリビリに破いて捨てたり、燃やしたりするのもひとつの方法です。
犯罪に走るまでの犯罪者の感情を読み解く術はないものでしょうか。
投稿者: スタッフ (2008年7月23日 10:51)