今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
作業着姿で空き巣121件
埼玉県で逮捕されたリフォーム業の男(71)。
その男は05年5月〜06年9月、草加、八潮、川口各市の比較的古い一軒屋を狙い、バールで窓を割る手口で計121件の空き巣などを繰り返し、総額235万円(現金約157万円)を盗んでいたとみられます。
●リフォーム業の仕事用軽トラックで出かける。
●比較的古い一軒家をターゲット。
●バールで窓を割って侵入。
●作業着姿
●住民に見つかった時は「屋根をみていた」などと仕事を装っていた。
「古い一軒家」は木造住宅で、窓も防犯ガラスはもちろんのこと、鍵もあまりついていないことが多いなど防犯対策が進んでいないことが多いこと、リフォーム業という本業?のターゲットにもなり言い訳が通りやすいということでターゲットとしていたのではないかと推測されます。
また、昔は塀も高い方が防犯効果が高いという考えから、高いブロック塀で家を囲んでいるケースも多く、実はその高い塀が「死角を作っている」ため侵入しやすくさせていることもあります。
「作業着姿」・・この男は本業?がリフォームでしたが、電気工事屋などを装う泥棒も多く、作業着姿は最も泥棒が好むユニフォームの一つです。
手口に合っている、言い訳が聞きやすい、不審に思われない・・そんな泥棒ニーズにマッチしているんですよね、作業着姿っていうのは。
先日も電気の検針を装い、二人連れで家庭を訪問し、一人に対応している隙に室内のバックを盗んだ泥棒がいましたが、作業着を着ているとその職業と一般の人は信じ込んでしまいます。
人は見かけに寄らない。
注意が必要です。
投稿者: スタッフ (2007年3月23日 13:08)