今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
振り込め詐欺に新手口
今年に入り、振り込め詐欺の被害が急増しています。
警察庁によりますと、2008年1月〜5月までの認知件数は9,874件。被害総額はおよそ137億5,000万円で、検挙件数は1053件となっています。
名古屋市内において、下記のような手口が発生しています。
“ 「振り込め詐欺の捜査をしている愛知県警の○○です」――。警察官を名乗り、高齢者からキャッシュカードをだまし取る事件が6、7日、名古屋市内で未遂も含め6件発生していたことが愛知県警の調べで分かった。無職女性(74)が少なくとも現金60万円を引き出された被害も出ており、愛知県警は新手の詐欺事件とみて捜査を始めた。
県警捜査2課によると、愛知県警の警察官の名を語る男が被害者宅に電話し、「振り込め詐欺に口座が利用されている。全国銀行協会に照会しているので、協会から連絡がある」などと説明。その後、協会職員を名乗る男が電話で「調査するので口座番号と暗証番号を教えてほしい。担当者が行くのでキャッシュカードを渡して下さい」などと連絡。しばらくすると協会職員を名乗る男が被害者宅を訪ね、キャッシュカードをだまし取り、現金を引き出すという。
6日には同市内の無職女性(74)が協会職員を名乗る男にキャッシュカード3枚をだまし取られ、口座から少なくとも60万円を引き出されたという。
県警は「警察官が口頭で暗証番号を確認することはない。不審な電話にはすぐに通報して欲しい」と注意を呼びかけている。”
【8月8日 毎日新聞より抜粋】
また、7月より各銀行では振り込め詐欺を警戒して、ATM付近での携帯電話使用の制限を行うようです。
携帯電話はいつでもどこでも電話ができて便利ですが、ATM操作時の使用はやめておくのが無難です。
投稿者: スタッフ (2008年8月 8日 15:12)