今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
小学校に上がる前に 安全対策も準備しよう
あちらこちらで桜の開花宣言が聞かれる頃となりました。
この4月から小学校に上がる予定のお子様も、期待に胸を膨らましておられることでしょう。
そういう我が家にも「ピカピカの1年生」の姪っ子が、帽子を買ったといっては被って見せにきたり、机を買ったといっては「毎日勉強している!!」なんてはしゃいだ声を聞かせてくれています。
こんなにも学校に行けることは嬉しいことなんだな・・と新鮮な驚きを感じ、ずっとそんな風に感じられることを祈らずにはいられません。
「子供の安全」がこの10年で根底からくずれてしまいました。
絶対安全だと思われた学校もしかり。通学路にも危険が一杯あると今は誰もが不安に感じています。
入学前に、洋服やランドセル、文具・教科書・・といった準備と一緒に、ぜひご両親に行っていただきたいのが「安全マップ」の作成です。
「安全マップ」は、自宅から学校までの通学路の中の危険な場所、何か怖いことがあったら駆け込む先などを記載した地図のことです。
行動範囲にある「死角」を把握する上で「安全マップ」作りは有効です。
できれば子どもと一緒に通学路を歩き、通学路の危険箇所を知らせてあげてください。
一人きりになる時間、場所を把握し、どこが危険か、助けを求めるにはどこに行ったら良いのか(子ども110番の家、コンビニ、交番、病院など)も一緒に確認しましょう。
通学と同じ時間帯に通学路を一緒に歩くことが大切です。
車の交通量なども確認し、交通事故に遭わないための注意なども交差点、踏み切り、信号などポイントごとにしっかりとお話してあげてください。
又、持ち物に名前を記入することは大切ですが、ランドセルなどですぐに分かる場所に名前が見えるように書かれているのは問題です。
誘拐などを行おうとする犯人は、その文字を見て子供の名前を呼び「昔からの知り合い」を装う可能性があるからです。
名前を呼ばれると誰しも知り合いかと信じてしまいがちです。
ぜひとも見えない場所に名前は記入するか、マークにするかで本人の持ち物であることがわかるようにしてあげてください。
これからの新生活 安全面にも注意して楽しんでくださいね。
投稿者: スタッフ (2007年3月24日 10:09)