今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
総務省 ネット監視強化のため犯罪検知ソフト開発
総務省がネット上の殺人予告や、隠語を使った拳銃取引など犯罪の情報を検知し、サイト運営企業へ自動的に知らせる新しいソフトウエアの開発に乗り出すことが20日、分かりました。
サイト運営企業はネット上の有害情報対策を強化しているものの、監視人員の確保が困難な上、通常の検知ソフトでは、隠語のような特殊言語への対応は困難ということで、開発は平成21年度から3年程度かけて取り組み、総事業費は十数億円規模を想定しているということです。
●開発するソフトは通常の言葉だけでなく「レンコン=拳銃」など、一般の閲覧者に内容を知られないように使用されている隠語などもデータベース化して盛り込む。
●「自然言語技術」と呼ばれる手法を使い、文章全体の構成から犯罪との関連性を推測する機能も備える。
●サイト上の情報を犯罪性有りと判断すれば、運営企業へ自動的に知らせ、サイト運営企業は内容を確認した上でその情報を削除する。
総務省は21年度予算で、数億円規模の事業費を要求。開発したソフトは、言語データベースが一定規模に達した段階で、サイト運営企業に提供していくということです。
殺人予告や自殺募集、拳銃、麻薬取引など、ネットが犯罪に悪用されるケースは後を絶ちません。
闇の求人募集には、犯罪メンバー、例えば窃盗の運び屋や、振り込め詐欺のための口座開設や携帯電話新設などを行うメンバーや、実際の犯罪実行犯も募集されており、詳細内容を把握しないまま犯罪の加害者になっているケースもあるようです。
6月には有害サイト規制法が議員立法で成立するなど、ネットの安全性確保に対する関心が社会的にも高まっています。
しかし、ブログや掲示板サイトなどの運営企業の多くは、資金的な問題で十分な監視体制をとれていません。総務省はソフトの提供を通じ企業の資金的な負担を軽減するとともに、監視サービスの体制強化につなげたい考えということです。(8月21日産経新聞より抜粋)
ネットができて、驚くほど便利になりましたが、反面インターネットオークションで盗品が売買されることも多く、犯罪者の顔がますます見えなくなってきています。
そうしたネット時代にどういう防犯対策を行うのか・・待ったなしで行う必要があります。
投稿者: スタッフ (2008年8月21日 09:19)