今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
捜査協力が得られない?
日々さまざまな犯罪が発生しています。
振り込め詐欺、暴行、窃盗、強盗、ひったくり・・・と多数の犯罪が発生しています。
その反面、犯罪の検挙率は決して多くありません。
泣き寝入りしている被害者が多数いらっしゃいます。
その検挙率が低い要因と考えられるもののひとつに
警察が国民の操作協力を得られにくいということがあります。
8月22日の時事通信の内容では、≪「面倒」「多忙」「警察を快く思わない」。との理由で、
警察が国民の捜査協力を得にくくなっていることが、2008年版警察白書から読み取れる。≫という内容がありました。
内容を詳しく確認すると、聞き込みにより解決できた事件が大幅に減っているとのことです。
警察側は、「協力の確保は急激に困難になっている」と認識しています。
警察庁によるアンケート調査の結果では、(全国の計2454人)
協力しなくない理由として、
「警察に話すのが面倒と考えている人が多い」58.3%。
「情報提供に慎重な会社が多い」48.2%で、
「多忙で協力をためらう人が多い」31.9%、
「警察を快く思っていない人が多い」30.8%、
「何の得にもならないと考えている人が多い」26.4%と続きました。
困難と感じる具体的な場面は、
「資料の任意提出を拒まれる」52.3%。
「関係者が氏名を明かしたがらない」43.2%
「住民に聞いても情報提供を拒まれる」29.8%
確かに、アンケート結果を見てのとおり、
捜査に協力するということは誰もが抵抗を感じるのではないでしょうか。
しかし、犯罪者を捕まえるためには、捜査の協力が必ず必要です。
「ひとごと」だと思わず協力する姿勢が必要ではないでしょうか。
いつ自分の身の回りでも被害に遭うかわかりません。
ですので、警察の捜査に抵抗することなく、できる限り協力し、
ひとりでも多くの犯罪者を捕まえることができればと思います。
犯罪をなくす環境づくりは、ひとりひとりの協力が絶対に必要です。
『まずは自分から』と、捜査のご協力をお願いしたいと思います。
投稿者: スタッフ (2008年8月28日 10:32)