今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
放置自転車撤去で防犯環境整備
和歌山県JR南部駅前の駐輪場で長時間放置されていた自転車約80台をすべて撤去する試みを行いました。
環境を整備することで、街全体が高い防犯意識を持っていることを外部(犯罪者を含め)にアピールすることができます。
駅などで自転車が無造作に放置されているような街は、治安状態もあまり良くない、おそらく警察による巡回などもあまり行われていないイメージを持たれるでしょう。
犯罪者にとって、防犯意識があまり高くなく犯行を行いやすい街だと認識されてしまいます。
そうなると犯罪が発生しやすい街となってしまう恐れがあります。
街全体としての取り組みとして、防犯効果の高い対策ではないでしょうか。
<9月10日17時16分配信 紀伊民報より一部抜粋>
『みなべ町は、JR南部駅(同町芝)前の無料駐輪場に長期間放置されていた自転車約80台をすべて撤去した。
町には放置自転車に関する条例はないが、田辺署管内の住民でつくる田辺警察署協議会(上羽寛会長)からの申し入れを受け入れた形。町は今後も必要であれば、撤去作業を続けていく。
町建設課によると、
撤去を始めた6月から「長期間放置されている自転車は撤去する」と書いた看板を駐輪場前に設置
▽同じ警告文の紙をハンドル部分に張り付ける
▽紙を張った自転車を1カ所にまとめる
▽町浄化センター(同町芝)横の空き地へ撤去―と段階的に進めてきた。
9月18日までに所有者が現れない場合は、放置自転車を業者に引き取ってもらうことになっている。
みなべ町は、田辺署管内の自治体で唯一、放置自転車に関する条例を制定していない。
ただ、公共の施設であることから、あまりにも乱雑な場合は、これまでも撤去をしていた。
町建設課は「撤去しなくてもいい状態なのが理想だが、あまりにも乱雑であれば、今後も状況を見て撤去していく」と話しており、無料駐輪場の適正利用を呼び掛けている。
放置自転車について、田辺署協議会が町に撤去を申し入れたのは、昨年、同署管内で自転車盗が相次いだため。
協議会は、田辺市と上富田町にも駅前駐輪場の整備などを申し入れている。
協議会の上羽会長は、みなべ町が放置自転車対策に取り組んでいることについて「防犯上からも、環境が整ってきたのではないか」と話している。』
投稿者: スタッフ (2008年9月12日 09:48)