今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
足利将軍の木像の手首など盗難 京都・等持院
足利尊氏ゆかりの等持院(京都市北区)で、江戸時代につくられた尊氏の木像の左手首などが盗まれていたことが4日、分かりました。
寺によると、木像(高さ約1メートル)は足利氏代々の将軍像を安置した霊光殿にあり、9月3日に職員が左手首部分が抜き取られているのを見つけ、北署へ届けました。
12代の義晴像の左手首、義満像など5体の腰にあった刀の柄がなくなっていることも分かったということです。いずれも文化財指定は受けていません。霊光殿は参拝者が自由に出入りできます。
等持院は1341年、尊氏が夢窓疎石を開山としてこの地に創立。尊氏の墓所としても知られています。(10月4日産経新聞より引用)
仏像ではありませんが、歴史的に価値のあるものを傷つける・・残念な被害です。
ここ数ヶ月で、静岡県では仏像の盗難が頻繁には発生しています。県内で相次いでいる仏像盗難事件で、静岡市や菊川市、御前崎市の3カ所で新たに仏像5体が盗まれていたことが18日、県警の調べで分かっています。今年県内で発生した仏像盗難事件はわかっているだけで20件30体となりました。
最初は別の仏像を代替えして愉快犯かと考えていましたが、先月30日古美術商が逮捕され、関連を調べられています。盗まれた仏像のどの寺も無人だったようです。
「盗まれてからでは取り返しがつかない。」どの寺でもそれはわかっていると思うのですが、なかなか防犯対策が進みません。ある寺ではオークションに出ていた仏像を買い戻すのに大金が必要だったといった話も聞きます。
盗むだけでなく、今回のようにいたずらするものもいる。
やはり一定ラインを超えてエリア内に入ってきた不審者に対しては、明確な意識表示をして、ベルやサイレン、音声「例えば、ここは侵入禁止です」といったメッセージなどで威嚇撃退することが必要です。
又、防犯カメラで自動録画、異常発生時にはご住職の携帯電話に動画通報。「コラー」と映像を見ながら自分の声で威嚇することもできます。
そうした防犯システムなどをぜひ導入することをお勧めします。
投稿者: スタッフ (2008年10月 6日 09:30)