今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
ステンレスボルト、ナット125組盗まれる−−千葉の六方浄化施設 /千葉
千葉市は7日、同市若葉区源町の六方(ろっぽう)浄化施設で、ステンレス製のボルト、ナット計125組とかご1個が盗まれたと発表しました。
被害総額は17万5000円。市は千葉東署に被害届を出しました。
市環境保全推進課によると、この施設は葭川の上流部にある河川水の浄化施設。ボルトとナットは、配管の結合部を留めていました。かご(縦50センチ、横50センチ、奥行き50センチ)は、水中のごみなどを取り除くために設置されていました。
週に1回、点検に訪れる管理業者が同日午前10時半、盗難に気づきました。9月30日の前回の点検時には、異常はなかったということです。(10月8日毎日新聞より抜粋)
この被害を17万5000円のボルトとナット被害と考えては駄目だと思います。
この泥棒は、浄水施設の中に侵入し、ボルトとナットを盗んでいます。
これは「金属盗難」だと思いますが、もし、浄水場侵入者が劇物など異物を混入することが目的であったとしたら、どうでしょうか。
おそらく日本中がパニックになっていました。
今、中国製品でメラニンなどの混入が、大きな社会問題にまで発展しています。
もし、水道水などの浄水場にテロリストが侵入したら・・・。
アルカイダの危険ということで、一時期浄水場の防犯対策なども進みましたが、まだまだ全国的に見てみると、無防備な施設が多いと思います。
侵入者は泥棒とは限らない。
そういうリスクも考えて防犯対策をとることが必要です。
投稿者: スタッフ (2008年10月 8日 16:49)