今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
トイレに呼び出しナイフで脅す 平塚のコンビニ強盗事件
“3日午前3時10分ごろ、平塚市のコンビニ店「サークルK平塚四之宮店」で、客を装ってトイレを借りた若い男が、男性店員(66)にいきなり約10センチのナイフを突きつけて「わかるだろう。金を出せ」などと脅し、レジを開けさせて現金約20万円を奪って自転車で逃げた。平塚署で強盗事件として捜査している。
男は雑誌の立ち読みなどをしながら約2時間店内にいて、ほかの客がいなくなった時、トイレを借り、1人で店番をしていた店員に「詰まっている」などと苦情を言ってきたため、店員がトイレを調べていたところ突然、ナイフで脅してきたという。男はいったん店員の片手に手錠をかけ、レジを開けさせたという。 ”
(2008年11月4日 読売新聞より抜粋)
コンビニエンスストアを狙った強盗事件の発生時刻は、午前2時〜4時の時間帯が一番多く、昨年度は全体の42.0%を占めています。続いて午前4時〜6時の時間帯が33.7%となっており、全体の発生件数の75.7%が深夜時間帯となっております。
また、被害にあった場合の従業員数は、1人の場合が56.2%、2人が40.1%と続き、3人以上いた場合は4%に満たない事から、人員が手薄になっているところを狙われている事が分かります。
被害を防ぐ為に、以下の事を徹底して狙われない店作りを目指しましょう。
● 店員は複数名配置し、単独の時間を作らない。
●全てのお客に対して必ず顔を見てあいさつ(声かけ)をする事を徹底。⇒「犯罪を計画して下見をする時に顔を見て挨拶されたので犯行をあきらめた」という捕まった犯人の声もあり、防犯効果が高い。また、あいさつは店舗が明るいイメージとなり、販売促進効果にもつながります。
●金銭管理。レジ内には必要以上の現金(3万円以下)を置かないことを徹底する。
●チェーン店本部による防犯診断と防犯指導の実施。
●緊急通報装置を設置。腕時計型送信機やフットスイッチなどと連動し、自動通報する。
●カラーボール・カラースプレイ・強盗対策シールドなどをレジに常備する。
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防犯泥棒大百科:コンビニエンスストアの防犯 対策
投稿者: スタッフ (2008年11月 4日 17:28)