今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
新聞の訃報(ふほう)欄を調べ、告別式のある家を狙う空き巣
また、「葬儀で留守宅」を狙った空き巣が犯行をしていたことがわかりました。
愛知県警捜査3課と中署で1日逮捕された、住所不定、無職男(72)。
男は新聞の訃報(ふほう)欄を調べ、告別式のある家を狙う空き巣の常習犯。
05年5月にも同容疑で逮捕されて服役し、今年7月に出所したばかりでした。「刑事につけられているのは分かっていたが、生活のためにやった」と容疑を認めています。
調べでは、10月29日午前10時〜午後0時15分ごろの間、夫の告別式で留守だった名古屋市南区の無職の女性(69)宅の台所の窓ガラスを工具で突き破って侵入し、バッグの中にあった金のネックレス2本(12万円相当)と現金約1万8000円を盗んだ疑い。ネックレスは市内の質屋で換金していました。
同市内では今夏以降、同様の手口の空き巣被害が相次いでおり、県警が男をマークしていました。男は空き巣を繰り返し、サウナなどに泊まって生活していたということです。
(11月1日毎日新聞)
新聞の訃報欄で葬儀の日程を確認し、その家に空き巣に入る。 こうした手口で年に1〜数回、逮捕された泥棒のニュースが新聞誌面を賑わします。
留守にすることを新聞で広告しているわけですから泥棒にとったらラッキーといったところでしょうか?
この男の場合は、その手口ばかりで何度も空き巣に入っては逮捕されている前科があるわけで、出所した後同様手口で空き巣被害が発生した時から刑事さんたちにマークされていたのでしょう。
刑事さんに尾行されていることも気付いていたようですので、それでも生活のために犯行を起こす、というのはほんとうに泥棒って懲りない人々だなと改めて感じました。
こうした葬儀宅ばかりを狙うという泥棒(空き巣)に対する防犯対策としては、
● 誰か一人親族に留守番をしてもらう。
● 無人であることが外部から分からないようにする。(室内照明をつける。テレビを付けっぱなしにする。洗濯物などは室内で干すなど)
● 防犯システム、防犯ベルを設置する。
● 防犯システムが設置していることを建物外部でわかるように「見せる防犯」を行う。
投稿者: スタッフ (2008年11月 5日 11:15)